教育産業、出版社系では老舗は「学研」ですね。私の子どものころは、業者の方が「科学」と「学習」を学校に売りにきました。毎号、「学習」の付録の読み物と、「科学」の付録の教材が楽しみでした。「ことわざ」を覚えたり、水栽培のサフランを育てたり、「科学と学習」がなければきっと体験しなかっただろうということはたくさんあります。そういう意味では学研という会社は、子ども時代にとても親しみのある会社でしたし、今でもある感謝の念があります。
その学研は、総合教材メーカーとしての方向性を探っているように見えます。
ナチュラル雑貨を扱っているのは驚きですが。
大人の童心をくすぐるアイテムというのは、学研にはふさわしい商品かもしれません。
しかし、学研の強みはなんといっても小中学生向けの実物教材にあると思います。今でもこの分野では、学研の「世界の不思議に対する憧れ」を刺激する力は衰えていないように思います。
時は新学期。自分が感じたワクワクを、子どもにも味わってもらいたいと思うのは、きっと私だけではないでしょう。
やはり定番。「4年の科学」「4年の学習」のページを見てみましたが、これを見て涙が出るほど懐かしく、ワクワク感を覚える人はきっと一杯いるんじゃないかと思います。
やはり勉強の喜びは、自分の知らない世界をのぞき見ているような、そういう興奮にありますね。それを小学生のうちに感じることができるかどうかが、その人の一生を左右するように思います。