7.コミックシーモアで「氷の城壁」を読んでいる/「ナショナリズムの復権」誌の匂いのする思想(11/30 10:22)


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先崎彰容「ナショナリズムの復権」読んでいる。丸山眞男や柄谷公人、吉本隆明などの議論のどこがおかしいのか、おかしいと感じるのかということについて、うまく説明されているように感じた。彼らの議論は結局はナショナリズムを全体主義に結びつけているからなんだなと思う。それはナショナリズムも全体主義も死の匂いがするからだ、というのはなるほどと思った。しかし人はいずれ死ぬものだから、死をどのように遇するかを避けては通れないし、柳田國男の戦死者に寄り添う議論の方が魅力的だというのはそう思う。彼らの議論が軽いのはその議論に死を内包しないからだ、というのはなるほどと思った。

死をどのように死ぬか、生をどのように生きるかという根本的なところからナショナリズムを語るというのは面白いと思うが、いろいろ自分自身の思考の枠組みを点検しながら考えながら読まないといけないところもありそうで、今のところあまりパッとした感想は出てきていない。


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