5.「心構え」を持つこと/現代アートの系譜:デュシャンからウォーホル、村上隆まで(06/06 07:08)


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ポップアートといえばウォーホルなわけだけど、ウォーホルは「自分は徹底的に表面的な存在である」と主張しながら「死というテーマにまつわるもの」を制作し続けた、というのもなるほどと思った。それは自分が感じていたことでもあったのだけど「マリリン・モンロー」の連作は彼女の訃報を聞いて制作を始めた、という話を読むとなるほどとうなずかされた。自分の感覚に裏付けが得られたようで納得感があった。

また80年代に起こったネオポップのムーブメントにはキース・ヘリングや村上隆、奈良美智などが含まれていると考えられているというのを知り、ここでも現代に話がつながって面白かった。

こういう話は当然ながら大学の美術史の現代アートの授業などでは取り上げられることなのだろうと思うが、自分が大人になってからの美術史を大学の時に学ぶことはできなかったわけだから、なんというかとても興味深い。

あと残っている2章はコンセプチュアルアートと環境アートで、ある意味両方とも関心はあるので楽しみにしたいと思う。


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