もちろん、福島ヘイト本のように科学的根拠が全くなく福島を貶める企画や書籍が発行されて甚大な被害が出ている、と言うようなことはあってはならないのだけど、それはむしろマスコミの報道姿勢の偏りなどの問題が大きく、別の議論も必要だろう。少なくともトランスジェンダー問題について「本当はトランスジェンダーでなかった人が早まってしまった」みたいなセンシティブな問題を扱うこの書籍は発売され読まれた後で議論されるべきだと思うし、本来当然の主張であって、民主主義や近代国家を守るためにも必要なことではないかと思う。
今回は運動家の圧力により出版が潰されたわけだが、それは危機でもあるけれども、トランスをめぐるセンシティブな問題の存在が話題になったと言うことに関しては意味があるわけで、日本社会もより正解に向けて前進できると良いとは思う。なかなか道は険しいが。