2.諡号と追号/「才能」とは/コンプレックス(06/18 08:50)


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<画像:すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法>
すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法 [単行本]
楠木 建
文藝春秋
2019-03-29



面白いと思ったのは、「ゼロから他の人にはできないようなプラスを創る。そのことにおいて「余人をもって代えがたい」とか「この人にはちょっと敵わない・・・」と思わせる。これを「才能」という。その道のプロが仕事において唯一絶対の拠り所とするもの、それが才能である。」というところ。「」才能は一朝一夕には手に入らない。・・・あっさり言ってしまえば「普通の人」にとって、才能は努力の賜物である。」というところ。

才能は生まれつきか否か、みたいな話はよくあるが、「余人をもって代えがたい」ものを持っていればそれは才能であり、どうやって身につけたかは関係ない、というのはその通りだと思ったし、勇気が出る話だと思った。まだ読み始めたばかり。

このところ自分の本質というか意識されていない自分の中に切り込む試みを続けているのだけど、「ひきこもり」とか「絵を描く」というテーマを少し持って自分を深掘りしていたのだけど、今朝「コンプレックス」という言葉が浮かんで、自分が「焦り」がちであることの根本にそういうものがあるのではないかと思ったりした。最近、『東京卍リベンジャーズ』を読んでいて思うのだけど、子どもの頃はケンカしても強い子には敵わなかったし、やはりそのあたりに昔の男の子ならではのコンプレックスはあったなということに思い当たった。いや、今でも男の子なら大抵あるのかもしれないけど。

和久井健
講談社
2019-06-17



で、こういう不良マンガというのは正しさとか強さとか勇気とか信頼とか敬意とかそういうものがテーマとして立ち上がってくるわけだけど、その中には個々人が抱えているどうしようもない負い目みたいなものがあり、そういうものと自分の中を無意識に突き合わせていることによって、自分の中の奥底に沈んでいたけど無くなってはいなかったそういうものが浮かび上がってきた感じがして、ヤンキーマンガも大きな意味があるなと改めて思ったりした。まあ「東卍」は特にお洒落だから読む気になる、ということも大きいのだけどね。

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