1.今年終わったマンガ作品:「センゴク権兵衛」「Dr.Stone」「風雲児たち」「BARレモンハート」それぞれの終わりかた(11/27 07:28)


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一つはみなもと太郎「風雲児たち 幕末編」。これは「日本の夜明け」を書くために関ヶ原から書き起こした長大な作品であった「風雲児たち」の続編として幕末を克明に描いていたのだが、薩摩や長州の浪人たちが外国人を付け狙うようになった時期で終わりになってしまった。「風雲児たち」では前野良沢と杉田玄白の「解体新書」の解読の苦労や林子平の話、またロシアに漂着して帰国した大黒屋光太夫の話など、安定していたと言われる江戸時代に風雲を巻き起こした人たちの話がとても魅力的で、連載開始は1979年だから43年にして未完ということになった。

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もう一つは古谷三敏「BARレモンハート」。これはとてもお酒に詳しいBARレモンハートの主人が主人公だが、この作品を読んで知ったお酒の知識はとても多いし、それに関連して語られる映画の話や世間のよもやま話などもいろいろ面白かった。基本的に読み切り連載なのでどこで始まってどこで終わってもおかしくないのだが、もう新しいのは読めないのかと思うとやはり寂しい感じはする。連載開始は1985年。昭和から続いた2作品が終了したことは、否応なく時代は変わっていくのだなと改めて思わされる。

今情報を調べていて分かったのだが、BARレモンハートは最終37巻が年末に発売されるようだ。未完の原稿もアシスタントさんが完成させて収録され、今まで出てきた酒の総索引もつけられるとのこと。楽しみにしたい。

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今日は特急で東京に帰り、東京駅構内で丸の内弁当を買った後、丸善の丸の内本店で「頼山陽の思想」とウォーターマンのインクのボトル、ドットのA5のノートを買って帰宅した。


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