9.商業界ゼミナールとフランチャイズビジネスとか(03/18 08:27)


3月18日(土)雨

今日は雨。いろいろ引っかかっていることが多くて雨がその憂鬱を増幅しているのだが、心象風景というのはまさにこういうものか。まあ気分がいい時には雨の中でも歌ってしまったりするものだし、気分が塞いでいると青空を見ても涙ぐむものだから、心の天気が全てを決めているようなものではあるのだが。

「修養の日本近代」、第5章ダスキンの話の続き。倉本長治の「商業界ゼミナール」というのは初めて知ったが、今でもこの組織は続いているのだな。ここでは現金取引・正札販売を推奨し、スーパーマーケットやチェーンストアの仕組みを紹介して、ダイエー・ニチイその他日本の代表的なスーパーの創業者は皆この商業界ゼミナールの参加者だったという。

この後フランチャイズビジネスの話などが続くのだが、専門外なのであまりうまくまとめられないけれども、ダスキンもまた初期の例であり、こうした新しいビジネス形態を導入したのも一燈園の精神を経営に持ち込んだ人物がやっているというのは面白いなと思った。

松下幸之助の例はある程度は書いてることが想像できたけど、鈴木清一の話は知らないことが多くてうまくまとめられないのだけど、こうしたフランチャイズ経営などについては、おそらくはある種の教養として知っておいた方がいいことなんじゃないかとは思った。

ただ、この倉本長治という人も商業会ゼミナールという組織もかなり日本の戦後商業史に重要な位置を占める存在だと思われるのに、両方ともWikipediaの記事が無かったのはある意味印象的。経営史関係の方に記事を作っていただけるといいのにとは思った。

雨が降っている。中途半端だが今日はこのくらいで。

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