9.「鎌倉殿の13人」第45回「八幡宮の階段」を見た:役者の力量を最大限に引き出す脚本の力と引き出された小栗義時・柿澤実朝・寛一郎公暁/地元の書店が生き残っている嬉しさとありがたさ(11/28 09:18)


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11月28日(月)晴れ

昨日は弟夫婦と朝食を共にした後でかけて特急で東京に帰ってきたが、コロナ期間中は電車が空いていたので前の席はともかく隣に人が座ることはなかったのだけど、昨日は2年以上ぶりに隣の席に知らない人が座っていて、ああこういうのは落ち着かないなあと久しぶりに思った。自動車での移動に慣れてしまうと公共交通機関が苦手になるというのはこういうことだなと思う。子どもの頃は父の運転する車で帰省するのは電車に乗れないからつまらない、と感じていたものだが、それを考えると電車に乗ること自体を楽しむ気持ちを復活させた方がいいのかなと思ったりもする。

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東京駅に着いてからエキナカで昼ごはんに駅弁を買い、丸善丸の内店へ行って「頼山陽の思想」を買った。本来ならこういう高いものは車で行ったときに買えば長い時間の駐車券がもらえるのでそうしたいところだが、タイミングでそうならなかったのはもったいないと言えばもったいない。それから万年筆のコーナーでウォーターマンのブルーブラックのボトルのインクと、文房具の方も探してトモエリバーノートのA5サイズのドットのノートを買った。これは調べてみると限定品という感じだが、ぜひこれからも生産を続けてもらえたらいいなとは思う。

とりあえず欲しいものは買ったので地下鉄で家に帰り、溜まっていた郵便物など確かめた。昼ご飯を食べた後、前の日の夜があまり眠れなかったせいかなんとなくウィーン少年合唱団のレコードを聴きながらぼんやりと過ごしていたのだけど、サッカーのドイツ戦の録画を見た後4時前に出かけた。

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時間的に「鎌倉殿の13人」の前に帰ってくるには足を伸ばして出かけるのはちょっと時間がないなと思って、結局地元を散歩した。久しぶりに昔は遊郭がちかくにあった商店街を歩いたのだが、人が少ないなという印象。そういえば「商店街の書店らしい書店」があったなと思い北のほうに歩いたら以前入ったことのある書店があった。普段はいる書店とは品揃えが違うのが面白いなと思って物色していたのだが、雑誌は少年シリウスがあったしエロ系の雑誌もあって(「快楽天」とか久しぶりに見た。コンビニでは見なくなっているので)なんというか健全だなと思った。印象に残ったのはラノベが充実していることで、マンガも結構あったけど小説ではその辺が売れてるんだろうなと思った。

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新書系も割と固いのがあって、結局巽好幸「美食地質学入門」(光文社新書、2022)と橋爪大三郎・大澤真幸「おどろきのウクライナ」(集英社新書、2022)を買った。前者は地質と日本各地の特産物の関係、後者はロシアのウクライナ侵略という事態を受けて、世界をどうとらえるかという試みの一つだけれども、ロシア寄りということはないにしても割と反米的なスタンスではある人たちなので最近読んでいる国際政治学者たちとはスタンスは同じではないからちょっと読んでみる意味はあるなと思い、迷ったけれども買ってみることにした。

近くに古書店もあるはずだなと思ってググってみたけれどもどうも無くなったらしく、裏道を歩いてから一番近い西友まで歩き、夕食の買い物をして帰った。いずれにせよ、地元の昔からの書店がしぶとく生き残っているのは嬉しいものだ。


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