パリーグのプレーオフは全然放送しないのかと思っていたら、昨夜は12チャンネルで中継をやっていた。勝負を分けたポイントは2番手高橋秀を無死一二塁になったところで即座に吉武に交代させた王監督の采配にあったというのが解説陣の見立てで、ちょうどそのあたりは見逃したのでなるほどそんなものかと思った。里崎とズレータのホームランは見られたからよかったし、9回表の球審のミスもあんなことがあるんだなとちょっとびっくりしながら見たのだが、ホークスが快勝して良かった。
しかし、解説の野村シダックス監督が実は30年前にはホークスの選手兼監督だったということに気づいて非常に奇異な感じがした。もう楽天イメージが強くなっているせいもある。しかし野村氏はパリーグの野球をまだ全然見ていないな。まだノンプロの監督なのだから当たり前かもしれないが。しかし解説の一人が川崎憲次郎で野村の教え子だったというのもなんだか味だった。
深夜なんとなくテレビを見ていたらロッテのサブローの特集番組みたいのをやっていて、これは面白かった。あまりに才能に安住しすぎて伸び悩んでいたのが、今年一気にロッテの4番に上り詰めた「謎」について語っていたのだけど、独自のバッティング理論を作りつつあるのが印象的だった。リードする左腕を曲げたままコンパクトに振り抜くのが打撃開眼のきっかけで、それがセンターの守備位置から見た「いい打者」が後ろにゴロのファールを飛ばすのはなぜか、と感じていた疑問から発想されたという話が面白かった。
直接は関係ないが、その話を見ていて私は始めて「手首を返す」というのがどういうことでどういう意味があるのかということを理解した。野球だけでなくゴルフでも卓球でも手首の返しが重要なのだが、今までどうもよくわからなかったのだけど、初めて納得できた。自分が球技がどれも圧倒的に下手だった理由もいまさらながら理解したが、時既に20数年ほど遅し。もし金持ちになるようなことがあったらゴルフでもやってみるか。いずれにしても、「体の使い方」というのは理解して自分でもやってみると面白いものである。
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