ﾈｯﾄで発見して少し驚いたこと｡
古本屋で買ったものを古本屋に売る､あるいは自らの古本屋で売る､ことを｢せどり｣ということは知っていた｡自らの古本屋で売る､ということは古本屋の仁義に反したことらしい､というのもきいたことがあったが､現代のせどりというのは､ﾌﾞｯｸｵﾌなどで破格の値段で購入したものをｱﾏｿﾞﾝのﾏｰｹｯﾄﾌﾟﾚｲｽで売ることだ､と書いているのを読んでちょっとくらくらした｡
なるほど､なぜﾏｰｹｯﾄﾌﾟﾚｲｽにいつもあれだけ古本の在庫があるのか不思議におもっていたが､そういうことだったのか｡世の中にはいろいろな商売が存在する｡ｱﾏｿﾞﾝがﾏｰｹｯﾄﾌﾟﾚｲｽを始めたときにはへえと思ったが､すぐにそれに依存した商売を始める人がおそらくはかなりの数出てくるというのは驚きである｡
ﾌﾞｯｸｵﾌは古本の価格破壊でかなり問題があると思っていたけれども､こういう商売が出てくるとﾌﾞｯｸｵﾌに売るより自分でﾏｰｹｯﾄﾌﾟﾚｲｽに出した方がいいやということになって結果的に古本の適正価格が維持されるようになるのかもしれない｡
商業流通の深遠さを垣間見た気がした｡大げさか｡