今の日本のトップレベルの選手なら、表現としては十分鑑賞に堪えるショーが出来ると思うが、ショービジネスとしては日本で成立していくことは可能なのだろうかと思ってしまう。荒川であれば欧米でも公演が可能だとは思うが、競技としてでない美的表現としてのこういうジャンルが日本で定着していくためにはかなり大変なんじゃないかという気がする。しかしその扉をあけることもやはり金メダリストである荒川に最も可能性があるということも確かで、こちらはそういう展開をはらはらして見ているしかないのだろう。
つまりは、競技が終わった後のエキジビジョンのようなことをショーとして見せるということなのだろう。今の日本のトップ選手のショーなら確かに誰のでも見て楽しいだろうとは思う。しかしプロになっても演技者生命はどのくらいあるものなのか。60歳のプロスケーターというのはあり得るのか。演技者として成長していけばあり得るのかな。今までにないショーが見られるなら、確かにそれもまた楽しみかもしれない。