4901.美女の仮面/ロンリー・アーミー(05/14 08:09)


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もう1冊は島田奈都子『神さまからの電報』(かまくら春秋社、2003)。これは知る人ぞ知る、というか私が日記猿人で日記を書き始める前、主にウェブで詩を載せていたころによくして頂いた「星粒」さんの作品集である。私の実家がとっている『長野日報』という新聞がやっている長野文学賞を受賞されたということは知っていたが、その後白鳥省吾賞も受賞され、ユリイカの有望新人にもなった。最近はすっかりウェブからは手を引かれていらっしゃるようだが、横書きの詩がウェブで読む詩を思い起こさせ、懐かしい感じがした。

昨日は一日ほとんど何にもしなかった。合計何時間寝たことか。寒さを逃れて疲れにくるまっていたような一日だった。外を歩いていて、地上1・7メーターからものを見ているんだなと思ったり(若干見えによる脚色あり)、思考があまり日常的に機能している感じがしない。創作的なものを書いているせいもあって異様に昔―中高生時代の記憶が蘇ってきているが、今思い起こすと人間というのはいろいろな経験をしているものだなと感慨を覚える。それにしても寒い。

※「ロンリー・アーミー」を読了して思ったが、この作者は「無頼」系のキャラが好きなんだな。『王様の仕立て屋』の織部はどうしても『美味しんぼ』の山岡に重なってしまうところがあるが、作者自身のキャラ的なルーツはこういう方なのかと納得。話の作りこみ方として難しい面は感じるが、こういう作品もまたいずれ読んでみたいと思った。

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