4708.『ハムレット』と『はつ恋』/チャルロと南米への扉(03/11 08:56)


昨日帰京。昨日は朝からずっと話し合いの時間を除いて原稿書き。昨日だけで20枚ほど書けた。午後から夜は仕事。その後上京。

20枚も書くと、どうも何度もお茶を出したお茶ガラのような感じになってしまうものだなと思う。まだ書くことはいくらでもあるのだが、ここであまり無理するのも、という気もする。そういえば『ハムレット』ではあの場面はどう書いてあったっけと思って本棚を探したのだが、見つからない。そういう古典というのは当然あるものだと錯覚することも多いので本当は持ってなかったのだろうか。私の記憶ではツルゲーネフの『はつ恋』のとなりにあったような気がしていたのだが、両方見つからない。

ものを書いているときの常だが、朝方の夢の中でその日の書きものの進行に関する重大なヒントが思い浮かぶことがある。逆に、正体不明の焦りや不安で胸が潰れそうになるときもある。今日は後者の方でちっと参ったのだが、どうやら上に書いたようなお茶ガラ状態、要するに疲れだという事が分かってきた。日常の雑事のようなことを片付けつつ回復を待つ。

何でもいいから音楽を聴こうと思い、CDの棚から見ないで取り出したら、チャルロというスペイン語で歌う歌手の、19289年のバルセロナでの録音のタンゴ、バルス、カンシオンの曲集だった。古いレコード録音からの再録なので針飛びに近いのような雑音が入り聞き苦しいところもあるため、買った頃はあまり聞かなかった。1989年と発売年が書いてあるので私自身がスペインに行ったときに買ったものではないのだが、誰かにもらったと言うことになるがいったい誰にもらったのかもう思い出せない。

でも久々に聴いてみるとなかなかいい。バルスはワルツ、カンシオンはシャンソンという意味かな。タンゴの世界では相当有名な人のようだが、もうスペイン語をほとんど忘れてしまっているのでどうも読むのが頭痛がする。ウルグアイ出身なのか、それともタンゴなのだからアルゼンチンでいいのか…急に南米への扉が開いてびっくり。

Wikipediaで検索してみるとこのCDで演奏しているオルケスタ・ティピカの主、フランシスコ・カナロは出てきた。タンゴの日本語のページはダンスのことばかりで演奏家について書いてあるところが見つからない。というか探すずくがない。

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