4645.笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』/アリダ・バリの死(04/26 07:51)


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いろいろネットで調べるうち、笙野は大塚英志や福田和也と「純文学論争」というのをやった、ということを知った。全然認識もしていなかったが、今読み直してみたら福田の『作家の値打ち』でも「純文学は衰退したか」というコラムでそれに言及していた。いろいろ読んでみると福田の見方も一方的だなと思うが、だからといって言わんとするところが分からないわけでもない。ネットのほかの記述で、佐藤亜紀が大塚を批判したりあるいは新潮社と喧嘩して版権を引き上げたりしていることを知る。なるほど文壇ではいろいろなことが起こっているらしい。そういう文壇での争いといっても私は浦島太郎のようなものだが、まあ徐々に知っていきたいと思う。私はロマン主義者ではなく調和主義者だから、あんまり争いに近づくのは好まない。下手に血が騒がないようにしないといけないところが調和主義者とは言い切れない部分があるのだが。

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ウェルズの『第三の男』に出演していたアリダ・バリが84歳で亡くなったという。57年前の映画である。映画の歴史というのも長いのか短いのか、よくわからない。ご冥福をお祈りしたい。


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