4618.『ボヴァリー夫人』の描写/世界文学とその抑止力(05/24 10:08)


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そのためには、クンデラの言うように国民文学だけでなく「世界文学」というものを構築する必要があるだろう。実際に諸国の作家は他の国の作家の影響を強く受けて創作の新たな地平を切り開くことは頻繁にあるのだが、文学研究においてその重要性があまり認識されていないのは、「フランス文学」や「ロシア文学」とならぶものとして「世界文学」という研究がなされていないということが大きいのだろうと思う。ダムロッシュの言うように言語で読む必要もない、翻訳で読んで諸国の作家は新しいものを創作しているのだから、そういう文化現象自体をもっと研究し、重要性を訴えていく事は重要であるように思う。

ああだいぶ書くつもりもなかった事を書いてしまった。近くの小学校の運動会のリハーサルの太鼓の音が煩くて、思考が妙な方向に行ってしまった。深く息をしなくては。

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