4511.自然の懐かしさ/婿養子/伊勢神宮と熱田神宮/靖国神社(08/15 13:32)


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ちょっとびっくりしたのは、男で苗字が変わった人がたくさんいたこと。つまり、保守的な農業地帯なのだ。みんな養子に行ってあとを継いでいるのだ。農地は持ち運べないから、養子に来てもらうしかないわけで、今更ながらびっくりした。長野県や東京ではあまり聞いたことがないのだが。大病を経験した人も何人もいて、でも亡くなった人は本当に若いころに二人いるだけで、そのほかみんな元気らしく、よかった。バツイチは私くらいだった気がする。3次会では旧町内に戻り新しい住宅団地の近くの中華料理屋で9時ごろまで飲む。懐かしい一日だった。携帯の番号を何人も交換したが、もうわからなくなっている人もある。

13日は44歳の誕生日。近鉄伊賀線で伊賀神戸に出、大阪線で伊勢市まで。伊賀線沿線の田圃の様子が本当に懐かしい。大きく変わったようでいて、全然変わっていない風景。時間が止まったような景色の中に、きっと本当の歴史があるんじゃないかと思う。伊勢市で降りて伊勢神宮の外宮へ。豊受大神が祀られているわけだが、こちらは食の神。内宮と外宮の関係をいろいろ考えていたが、外宮がつまりはフィジカルなもの、物理的なものの神であり、内宮がスピリチュアルなものの神、と考えるのが一番落ち着きがいい感じがした。現在いろいろな意味でフィジカルな面で困っていることが多いから、よくおまいりしておいた。バスで内宮に移動。お祓い町を歩くが、ものすごい混雑。とうふやで昼食。五十鈴川の流れが綺麗。おかげ横丁は古い家々を赤福の社長が移築して作ったというが、ある種の明治村のような感じ。割と面白い。

宇治橋を渡ると境内。五十鈴川の川原に下りて手を清める。それにしても凄い人出だ。蟻の御伊勢参り、という言葉を思い出す。ここでもよくおまいり。自然が懐かしい。五十鈴川の川原の向こう岸のうっそうとした森の中で、一箇所だけ光が差し込んでいるところがあって、とても神々しく見えた。

伊勢市駅に戻り、赤福をお土産に買い、JRの快速みえで名古屋に出る。昔はこの路線、近鉄に乗るのが常識だったのだが、最近ではJRも頑張っているようで、結構込んでいた。名古屋に着き、荷物をコインロッカーに入れて案内所で場所を聞き、名鉄に乗って熱田神宮へ。名古屋は通っても熱田神宮に行ったことはなかったので、よい機会だった。草薙の剣、つまり銅剣が御神体の神社であるためか、銅ぶきの屋根が青々として空によく映え、気持ちのよい神社だった。神鈴を買った。

名古屋に戻り、名鉄近くの洋食屋で夕食。ミックスフライは何ですか、と聞いたら海老とかイカとかそんなものです、というので違うものを頼んだ。覚えておいたほうがいいんじゃないの。久しぶりにカンパリソーダを飲んでちょっと酔う。

特急しなので塩尻に出、普通電車で郷里へ。土砂降りのような雨。実家で妹の旦那とかと話す。翌日は裏庭の草を取り、ジャガイモを掘り、昼間は親戚の集まり。何十人いたのか。曽祖父母の子孫ということで、まあなんだか一族繁栄らしい。夕方一息ついて私は上京。特急は込んでいた。東京は大停電だったという。

今朝15日朝。テレビをつけたら小泉首相が靖国神社に参拝していた。私も出遅れたが9時前に出かけ、参拝してきた。変なマスコミ関係者が一杯いていつもの靖国神社とは雰囲気が違うなあ。それにしても凄い参拝者の数だ。最近話題になっているせいか、参拝者は相当増えているのではないか。昨年は拝殿で参拝するのにかなり時間がかかったが、今年は初詣並みに賽銭箱ではなく白い布が広げてあってかなりたくさんの人が同時に参拝できるようになっていて、そんなに時間はかからなかった。雨が降っていたし、黒い背広があまり濡れても困ったので、今回は助かった。小泉首相も、ようやく八月十五日に参拝できて、ほっとしているというところだろう。私も終戦の日の参拝はこれで三年目だろうか。

帰ってきたらなんだか疲れが出てしまってしばらくうとうとしていた。ほかにもやることはいろいろあるのだが、さて。まずは旅行記。

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