3676.一日本を読む/「政権投げ出し」に思う(09/02 09:13)


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福田首相の辞任理由はよく分からない。あまりに親中的で、またロシアに対してもほとんど無反応であることがアメリカの忌避を買ったという説はないことはないだろう。これで麻生政権に反対するのは野中広務くらいのものになるだろうが、野中にしても去年の総裁選では表に出て来なかったし、今になって何を騒いでいるのかということになると、背後に中国の影を感じなくもない。米中露のパワーゲームの影が日本の政局を左右しているのだろうということになると、まじめに考えるだけ馬鹿馬鹿しいのだが、こうしたぐちゃぐちゃの状況の中で何がどうなるかは見えてこない。

現代の日本人はまじめで責任感が強い人が多いので、とにかくとちゅうで「投げ出す」ということに拒否感があるんだなということは今回わりとへえええと思ったことの一つ。国政の舵取りというのは雇われて働くというのとは違うし、何かの筋書きもなくはないと思うのだけど、でもそういうところで総すかんを食うんだなということは勉強になった。というか、鈴木善幸も政権を投げ出した覚えがあるんだが、あの頃もこんなに叩かれたかなあと思う。その頃はそんなに関心がなかっただけだろうか。でも細川護煕が政権を投げ出したときはこりゃあだめだなとは思ったな。それを考えると、人によって私が持つイメージが違って来ているということになる。それはどういうところなのだろう。


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