3575.警察マンガ三本/『ファッションの二十世紀』(11/12 16:33)


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午後は車を運転して川のふちの斜面に木が生えているところへ。木を切ってもらう交渉。また車を運転して帰る。狭いこの道を運転したのは初めてだ。軽で行ったのだがブレーキもアクセルもあまり利かず、変な感じ。

<画像>ラクをしないと成果は出ない
日垣 隆
大和書房

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日垣隆『ラクをしないと成果は出ない』(大和書房、2008)読了。いろいろと面白い。仕事のヒントが詰まっている。仕事で「あれ?」と思ったときに、「このことについてはどんなことが書いてあったっけ」と参照してみるといいかもな、と思うような内容。万能ではないが、経験に基づいた考え方のヒントがいろいろ示されているという感じの本。というか、そのまま真似をしたいと思うところはそんなにあるわけではない。もちろんこういう本はそういうものなのだけど、それでも読みごたえのあるものとないものがあるのは、著者の哲学が歩かないかの違いなのだろう。好き嫌いは別にして、この著者には仕事哲学とでもいうべきものがあるのは確かだ。しかし基本的にプラグマティックで精神論という意味での哲学ではない。いかに社会人として自分の仕事をやりこなすか、という「哲学」だ。そういう意味で一番実践的だと言っていい。そういうところが参考にしやすいのだ。

<画像>ファッションの二十世紀 (集英社新書 466B) (集英社新書 466B)
横田 一敏
集英社

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横田一敏『ファッションの二十世紀』(集英社新書、2008)。ファッションを通して見た二十世紀の風俗史、という感じ。パリの、といった方がいいが、やはりパリがファッションや風俗の中心だった期間というのは長いんだなと思わされた。現在144/232ページ、1960年代のところを読んでいる。カッサンドルの『ノルマンディー』という有名なアールデコのポスターがあるが、あれがルアーブルとニューヨークを往復した超豪華客船を描いたものだということは知らなかった。そしてそのノルマンディー号の文化史的な意味も。ファッションというけれども、いろいろなところに目配りしていて立体的に20世紀を描いていると思う。期待していたよりずっと面白い。こういう乱発されている新書ものも基本的に読みやすい売れそうなつくりになっているけれども、それでちゃんと中身があればいうことはないわけで、最近はけっこうそういう良質なものに当たっている感じがある。この本は20世紀のファッションや風俗を簡単に知りたいという人にはわりとお勧めだ。もちろんパリ中心という偏向があることは押さえた上でだが。


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