2月2日(金)晴れ
5時50分現在、マイナス4.3度。もう少し下がるかもしれない。
「セクシー田中さん」、現在読めるものは一応最後まで読んだ。単行本が7巻とその後の15幕の姉プチに掲載されていた分を読んだので、これで全部だと思う。まだ先を読みたいが。
大体2幕ずつ一つの単行本になっていたようなので、8巻がどうなるのかは微妙だが、他の画像なども集めて単行本化はするのではないかという気持ちは持っているが、どうなるかはわからない。関係の方々の判断もある。
なんというか、しみじみと感想を言うにはまだ事態が荒れていてもう少し先にすべきだと思うが、今の時点で言えることは、この作品に出会えて良かったと言うことで、できればこんな出会い方はしたくはなかったが、こう言うことでもなければ読まなかったと言うこともある。ただ、読んだことで自分の漫画体験には確実に一つのページが加えられたと言うことがあり、もう届くことはないかもしれないが、感謝の気持ちを伝えたい。芦原妃名子先生、ありがとうございました。
***
この問題は拡大しつつあり、アメリカのNBCがこの問題を日本のマスコミよりも突っ込んで伝えているようだ。日本テレビはスタジオジブリを子会社化し、またHuluの親会社ということもあって、コンテンツ産業的には世界的な存在感を持つようになったので、この問題のような「原作者を踏みにじる行為」があったということは世界的にも大きな問題になる可能性がある。
こういうところは変化していかなければならないし、ある程度上層部はそれを理解しているのではないかと思うのだが、脚本家が覆面座談会をやったり(動画は既に削除されているようだ)現場が、つまり制作部が主に抵抗しているのではないかと思われ、まだ今後の再発防止策的な言明は日本テレビ本体からはない。ただこれが現状のままになってしまったら、マンガ原作者の日テレ離れ、脚本家志望者たちの日テレ忌避、スポンサーの日テレ回避、世界的なコンテンツ産業からの批判など、日テレにとっては生存がかかる問題になり得る可能性があるから、早急に「原作者の意思を最大限尊重したドラマ作りをする」程度の言明は必要だろうと思う。
日テレ本体は資本規制があるから外資による買収はできないようだけど、可能性としては制作部が本体から分離され、コンテンツ会社になったら外資に買収される可能性も出てくるだろう。そうなったら当然ながら今の制作態勢が温存されることは難しいだろうし、今自分たちから変わったほうが結局はコストがかからないで済むと思うのだが、茹でガエル化する可能性はなきにしもあらずかもしれない。
これは多くの人が指摘しているが、多分、いいことか悪いことかはわからないが、日本のテレビ・エンタメ・コンテンツ業界に変化すべき時が近づいているということなんだろうと思う。ジャニーズの事件、松本人志さんの事件、そしてこの原作クラッシュ問題。どれも半ば公然の秘密だったことばかりで、それがもう持たなくなっているということなのだろう。一度構造的なしがらみを整理することで、より生命力のあるコンテンツを作っていくことができると思うのだが、小栗旬さんなども業界を変える志があるようなことを読んだ覚えもあるし、さまざまな関係者の方々の力でテレビとその関連する世界をより良いものにしてもらえると良いなあと思う。
***
今日は母を病院に連れていく日でもあるので、とりあえず今朝のところはこんなところで。