2月3日(土)晴れ
昨日は帰宅が遅くなり、その分自動車のフロントガラスも凍結して駐車場から出るのにも時間がかかり、家に帰って夕食を取るのが11時前になってしまった。食後何となく横になったら気がついたら12時を回っていて、歯を磨いてすぐ寝たのだが夜中に一度トイレに立ったものの、気がつくと明るくなっていて下に降りて時計を見たらもう7時前だった。こんなに寝たのは久しぶりな気がする。
朝はブログも書かないで車で隣町まで走ったが、普段はまだ暗いうちに走っているので明るくてなんだか不思議な感じだった。ガソリンスタンドに向かう途中で日が上ってきて東向きのフロントガラスは眩しくて困ったが、とにかくガソリンを入れて山の上のデイリーまで走り、塩パンとアンドーナッツを買った。車の中では「ウィークエンドサンシャイン」を聞いていたが、映画「パーフェクトデイズ」で使われた音楽を取り上げていて、珍しく日本のミュージシャンの曲がかかったので家に帰ってからも少しラジオを続けてきいた
「パーフェクトデイズ」も機会があったら鑑賞したいと思う。
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流石にスケジュールが押していてすぐに朝食を食べ、ジャンププラスを見たら「対世界用魔法少女つばめ」は休載だったので「2.5次元の誘惑(リリサ)」第155回「復活の日」を読んだ。
https://shonenjumpplus.com/episode/8603475606557225776
これは昨夜寝る前に一応読んだのだが、頭に全然入ってきてなくてなんだかぼーっと読んでしまったのだが、今読み直してみるとめちゃくちゃいい。一つ一つが本当に丁寧に描かれていて、この登場人物が多い作品を一人で作画していることのメリットが、コミケのような群衆シーンの多い場面でとても生きてくる。だからこそコミケの熱が伝わってくる。もちろん作画はオーバーワークで死ぬと思うのだが、それだけの力が紙面に現れるやり方だなとは思う。
展開としてはネタバレになるが、と書きそうになったがこれは私の予想の完全に斜め上だったので、ちょっとまず先に読んでもらったほうがいいと思うから書かない。それにしても奥村の戦略眼の凄さとリリサの人望、それに753?の愛が深すぎるツンデレ女王ぶりはめちゃくちゃいい。もっと書きたいがこれ以上書けないのでぜひ更新を読んでもらいたいと思います。
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「セクシー田中さん」の件は昨日も結局ずっと追いかけてしまったのだけど、特に印象に残った、というか考えるきっかけになった記事を二つご紹介いただいたので、そのことについて書きたいと思う。一つは小学館、つまり出版社側、もう一つは日本テレビ、つまりテレビ側のコメントで、それぞれ雑誌編集長とプロデューサー、つまりこの問題の双方の責任者のインタビューである。
https://web.archive.org/web/20240104105318/https://adpocket.shogakukan.co.jp/adnews/7059/
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00897/00012/
二つのインタビューを読んで思ったのは、雑誌側はメディアミックスの野心に燃えていて、ドラマ制作側は彼らなりの作品への入れ込みを持っていて、この事件は彼らが原作の繊細さよりも彼らなりの「面白さ」の追求に夢中に成ってしまったことで起こったのではないかと思ったのだった。
まあ資本主義社会だから当然と言えば当然だが、双方とも数字ばっかり、お金ばっかり追いかける人たちだなとは思った。それはまあ良い面もあり悪い面も当然あることである。
番組側のコメントや宣伝文句、あるいはそのほかの週刊誌の記事などを読んでも、この「セクシー田中さん」という作品は、「40代の女性の自己解放の物語」ととらえていると思うのだが、どうも読んでいてその辺がモヤモヤしていた。
モヤモヤしたまま入浴して考えていたのだけど、つまりはそこが原作者の芦原妃名子さんとの決定的な齟齬であったのではないか、ということに気がついた。
この物語、私は主人公の田中さんだけでなく、全ての登場人物にとっての「自立の物語」だと思うのである。そして田中さんや朱里にとっては、それが「ベリーダンス」というものに、「背筋を伸ばして立っていられる」という言葉に象徴されているのだと思う。