26.アニメ「葬送のフリーレン」と「原作に忠実であること」/イスラム的移動の自由と対立する主権国家体制/来日する中国知識人たちと日本の対応(02/05 11:50)


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2月5日(月)曇り

今日は午後から雪になると東京では言われているのだけど、めぐりあわせで今日は東京に来ているので、実家に戻る電車が少し心配ではあるのだが、いまのところは何もお知らせは出ていないので、とりあえず予定通りということで行動するつもりにはしている。

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昨日は朝出かける直前に最新回(21話「魔法の世界」)の「葬送のフリーレン」の録画を見ていないことに気づき、出かける前にBDにダビングした。思ったよりダビングに時間がかかることがわかったが、とりあえずダビングできたのでBDを持って出かけた。

午前10時半過ぎの特急で帰京し、列車に乗る前に駅前のツルヤで天丼を買っておいて12時になってから食べたのだけど、冷えているのは仕方ないとはいえ、コストパフォーマンスは悪くないと思った。列車の中では「ふつうの軽音部」を読み返したり中田考『イスラームから見た西洋哲学』を読み直したりしていた。

東京についてからは丸善で少し本を見てから帰宅。少しゆっくりして、「葬送のフリーレン」を見始めたのだが、日のあるうちに出かけないのはもったいないなと思って4時近くになっていたが出かけた。いろいろ考えたが日本橋で降りて、コレド室町のあたりを少し見て回り、タロー書房で本やマンガをぱらぱらみた。それから三越の地下で夕食を買うことにし、まい泉の海鮮のり弁当というのを買った。丸善まで歩いて本を少し見たが結局買わず、そのまま帰ってきた。

https://frieren-anime.jp/story/ep21/

帰宅後は「葬送のフリーレン」を最後まで見る。とても面白かった。特に、原作マンガでは比較的あっさりと描かれている魔法を用いた戦闘の場面は、このアニメの白眉と言っていいだろう。今回見たもので言えばデンケンとの戦いとゼーリエが張った結界の解除、それにカンネの大規模な水を操る魔法。それを使わせるためにフリーレンがゼーリエの結界を破る、という大掛かりな仕掛けをこともなげにやってのけるところが相変わらず面白いなと思う。

https://frieren-anime.jp/story/ep08/

私はアニメの「葬送のフリーレン」を初めてみたのは第8話が初めてで、フェルンが窓の外に浮いている場面と、フリーレンの同じ描写を見て、もうこれは間違いなく面白いと思ってみることにし、原作も読み始めた。毎回魔法の描写があるわけではないのだけど、原作を読んでいるから大規模な魔法が使われるときは今度はどのように描写されるのだろうととても楽しみにしている。

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この作品は小学館の雑誌「少年サンデー」に連載されたものがマッドハウスの制作でアニメ化され、日本テレビ系列で放送されている。つまり、小学館と日本テレビが絡んだマンガ原作作品という点では「セクシー田中さん」と同じなのだが、こちらは原作に忠実に、それでいて原作の世界を映像表現を補って原作以上に再現している感があり、「セクシー田中さん」で語られている話とはかなり違うなと思う。

アニメでは最近は「原作に忠実にアニメ化する」ことが一つのトレンドになっていて、それが成功している例が多い。私が10年ほど前にアニメを見始めるきっかけになった「進撃の巨人」もWIT STUDIOの演出は立体機動の場面をはじめ原作の世界の静止画では表現できない部分を補って作られている感じがして、大評判になった。

そのようにアニメでは「マンガ原作ありき」でそれに忠実に作られることが定着しているのだけど、ドラマでは生身の人間がセットの中で演じるという都合もあり、アニメにはない縛りが多いということはあるのだろうと思う。

しかしそうしたスケジュールのハードさにかまけて原作者と十分に話し合えない現状というのはやはり双方にとって良いことではないだろう。お互いが十分に納得のいく話し合いをしたうえで制作に入る体制が築けるよう、一読者・一視聴者としてお願いしたい。

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