当然ながら低金利時代にあって定期預金などではそれだけのリターンは難しいわけで、そのまま今まで続けていたら72カ月足して投資額は404万円だが評価額は800万以上になるはずなわけで、まあ今になったらそのくらいの感じはもちろんあるがたとえ下がっていてもその後上がれば有利になる、というのは安い時には同じ金額でも口数を多く買えるから上がったときのリターンがそれだけ大きくなるということのわけだ。私は積立は始めたばかりだから実感はないが、この計算結果は興味深いなと思った。まあ投資をしている人には常識レベルのことなのだとは思うが。
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宮崎県の都城市が中心街のショッピングモールの跡地を市立図書館としてリノベーションし、公共施設の集中などの施策をした結果、利用者も急増し賑わいが創出できたという話が興味深かった。
https://www.realpublicestate.jp/post/library-miyakonojyo/
一方、これだけのことをやるには費用もかかるだろうなと思ったが、都城市はふるさと納税が日本一だそうで、令和4年度には200億円近くが入ってきているのだという。
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/soshiki/80/56631.html
これは都城市が焼酎の霧島と肉用牛、豚、ブロイラーの産出額が日本一ということでこれを返礼品に当てているから人気を博している、ということなのだそうだ。2位の紋別市がホタテ・イクラなどの海産品やバターなどの畜産品、3位の根室市のカニ、ウニ、いくらなどと同じく、やはり農産品、水産品が人気を集めるのだなということが読んでいてわかった。私はふるさと納税はほとんどやったことがない(水害被害の際に熱海市に寄付したりはした)ので知らない世界だなと思ったのだが、ふるさと納税で上げた利益を市民に文化・生活に役立つ形で還元するというのは理想的なサイクルだなとは思った。
しかし紋別市や根室市もそうだが、やはり第一次産業が盛んな都市はどこも人口減少に悩んでいるわけで、都城市も現在は16万ほどの人口だが数年後には13万に減少する見込みだということで、それだけでは若者を引き留め、集めることにはならないのだなと思う。
歴史的に見ると都城は近衛家の荘園だった日本最大規模の荘園、「島津荘」の中心地であり、薩摩大名・島津氏の名もそれに由来する。都城の地名は都島にあった山城が語源だそうだが、いかにも華々しい地名ではある。しかし考えてみたらいわゆるシラス台地の土地なのだから、古くからどのような農業が行われたのか、少し不思議に思った。機会があったら調べてみたいと思う。
鹿児島と宮崎の中間地点ということでいろいろと可能性も困難もあるようには感じるが、意欲的な取り組みのその動きは興味深いなと思った。
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本もマンガも少ししか読めていないので感想とはまた別の機会に。「普通の軽音部」に出てきた「拝啓、少年よ」という曲を聞いてみたが、これはよかった。
https://www.youtube.com/watch?v=d6i4AtCxrDo