22.唯一の超大国アメリカとウクライナ戦争/保守の内実と神武天皇論/意識が意識を持つ/主体性の回復(01/19 07:38)


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1月19日(木)晴れ

朝起きていろいろやって車でセブンに行ったら「キングダム」の新刊が売っていて、あれと思ったのだが、今ひめくりを見て今日が19日だということに気づき、あ、そうかと思った。どうしようかと考えているうちに忘れてしまってヤンジャンとホットゆずを買い電気代を払って車に戻ってから買ってないことに気がついたが他にも3冊新刊で出て買うコミックスがあるのでそれと一緒でいいやと思い直す。

昨日は整体に行っていろいろ近況を話したりしながら操法を受けたのだが、どちらにしても自分で決めることが大事ですねと言われてああそうだなあと思ったり。体調的にもいろいろあったのだが今朝起きてみると割と良くなっていて、なんというか「自分」が自分の世界の中心に戻った感じ。主体性を回復する操法というものがあるのかどうかわからないが、要は身体の力を回復することそのものが主体性を回復することなのだなと思う。

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なんか夢を見て、機会が意識を持つという設定になっているのだが、自分が意識を持った機械に同化していたり、ただ意識はあっても感情は必ずしもなかったり、これはある種の機械についた付喪神みたいなものなのかなと思ったり、機械以外の設定も意識を持ったり、プログラムが意識を持つというマンガは「Bまで恋はAiまかせ」だったが、なんでも意識を持っている感じで、最後には意識が意識を持つという話になっていて、頭の動きを止めるために起きた。意識が意識を持つというの、その夢っぽい思考の中ではリアリティがあったのだが、こうして書いてみるとわかったようなわからないような。

何かに乗っ取られたとかそういうものでもなくて、なんか当たり前のことが起こっているだけみたいな感じなのだが、「宇宙船が意識を持つ」という田中空さんの「さいごの宇宙船」みたいな感じのところがある設定だったのだが、小林恭二さんの「小説伝」ぽい感じもするなと今思った。

リアリティとか手触りというものはそれ自体変容するものだなと思うのだが、ある種のシュールな世界が展開していく感じで考えているうちに眠くなってきた。

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作家というものは結局は「俺から見た世界」を書くものだなと思うのだけど、こういう夢か現かみたいな話を後まで覚えていて書くのは割と難しいなと思う。ただ、主体性が回復したせいかわからないが、何かを客観的に見た世界を描くより、「俺から見た世界」みたいな感じで考えたことを少し書いてみたいと思う。

保守という視点で今まで書いていたのだけど、保守という外在するものがあってそれを描こうとするとどうも自分にとっての手応えが不明瞭になるところがあり、自分というものの中にあるものを語った方がいいのではないかという気がしてきたのだが、しかし結局保守という視点に立つまで自分が描いてきたものは基本そういうもので、自分が考えてきたことに何か名前をつけようと思ってもつけようがない感じだからむしろ「保守」という柱を考えて描いてきたという感じはある。

ただ名前をつけてしまうとそれに囚われてしまうという現象はやはり起こるので、「人間の顔をした保守主義」というふうにまた名付けてみたのだが、自分の中にあるものを描き出すのと自分が名付けたものの内実を考えていくことではもっと前者をやっていく方が大事だなと今思うところはある。そういう方向は書く内容が取り留めなくなりがちで、内実を整えるためにいろいろ調べたり勉強したりするという方が手がかりが掴めやすいのでつい優先してしまうのだが、特に朝の時間は自分の中にあるものを書くことが大事だなという気はする。

まあ保守というものの内実を充実させるために考えないといけないのは昨日も書いたが天皇という存在についての問題があるなと思ったし、そうなると「神武天皇」というものを考えないといけないなと思ったのでググってみると松本市中央図書館に「神武天皇論」という本があることがわかったので整体に行った帰りに寄って少し読んでみた。基本的には自分の知っていることが多かったが、改めて平泉清の言っていることとかを引用で読んでああそうだなあと思ったのは、中世の天皇の目標は「延喜天暦の治」に帰ることが理想であるとしていて、神武創業のみぎりに帰れという視点は玉松操が出てくるまで待たないといけなかった、というのがなるほどと思った。

つまりは我々の神武天皇認識というものは幕末のある種の思想ルネサンスみたいなものに由来しているということなわけで、この辺りももう少し考えてみた方がいいと思ったので地元に戻ってからこの本をリクエストして取り寄せることにした。

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