昨日は吾峠呼世晴「鬼滅の刃」の最終23巻の発売日で、そのほかにもいくつもの単行本が出たのだが、買ったのは矢吹健太朗「あやかしトライアングル」2巻、戸塚慶文「アンデッドアンラック」4巻、Gino0808「雪女と蟹を食う」7巻。学慶人「ボーイズ・ラン・ザ・ライオット」3巻は発売日なのだが書店を2軒回ったけど入荷していなかった。どこも「鬼滅の刃」を大量入荷して大変だろうから落とされてしまったのだろうか。講談社・小学館・集英社の漫画単行本で発売日に入荷してなくて買えなかったのは「プリマックス」最終10巻(ヤンジャンコミックス)以来だな。
「ボーイズ・ラン・ザ・ライオット」はFtoMのトランスジェンダーの作者の作品で、主人公の「女子」高生が男の友人たちとTシャツショップを立ち上げて行く話で、トランスジェンダーものとしてだけではなくパンク的な内容も、また成功までの挫折や学びも私は面白く読んでいたのだが、ヤンマガ連載だったのがウェブ連載に移り、まもなく終了したのでわりと残念な経過があったのかもしれない。とりあえずKindleで読んだので、もう一軒回ってみてあるいはAmazonで注文しようと思うけれども、自分が面白く読んでいる作品が評価が低いのだとしたら残念なことだ。連載自体は終わっているがおそらくは最後の巻が2月に出るようだ。次回作も期待したい。
今朝車を運転しながらNHK-FMで「ビバ合唱」を聴いていたら、ブルーノ・ワルター指揮のモーツァルトのレクイエムがかかっていて、抜粋ではあるけどまともに聴いたのは初めてかもしれないと思った。
ウィーン楽友協会合唱団
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2002-10-23
葬送の曲というと自分の中ではショパンのソナタ2番の第3楽章が強く印象にあって、あの感情が死んでしまったような悲しみの底から時々ふと湧き上がってくる楽しかった思い出、みたいなちょっとやりきれない感じがいいとは思いながらあまり聴きたくない感じなのだけど、モーツァルトはそういう現代的な感情が死んだようなところはなくて、悲しいところでは悲しみ、理不尽なことには怒り、みたいな健康的な初期近代人の感情みたいなのが描かれている感じがして、いい曲だなあと思った。
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