10.美しいところだけ、好きな人に見てもらったのね:「風立ちぬ」(04/13 08:16)


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忙しい中でも一番の一つの山が木曜日にあり、昨日は松本に行って身体をみてもらってきたので少し楽になっている。だいぶ色々な疲れが溜まっている感じがしていたが、昨日はそれなりに抜けたなと思う。ただまあまだまだこれからやることはあって、なんとか上向きの方向にした形で令和元年を迎えられるといいなと思う。

<画像:風立ちぬ [DVD]>
風立ちぬ [DVD] [DVD]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2014-06-18



昨日は仕事から帰ってきたのが10時を超えていたので、金曜ロードショーでやっていた宮崎駿監督「風立ちぬ」は途中から見た。軽井沢での再会の場面。自然描写、特に光の描写が美しく、元々の絵がそうだけど、本当に印象派の絵のようだと思った。そこで出会い、恋に落ち、求婚と同時に病を告白され、と続く。

<画像:風立ちぬ サウンドトラック>
風立ちぬ サウンドトラック [CD]
久石譲
徳間ジャパンコミュニケーションズ
2013-07-17



この映画は公開時に岡谷の映画館で午前中に見たのだが、いい映画だとは思ったのだけど結局一度しか見なかった。公開時の感想はこちらに書いてあるが、その後数回に分けてブログで感想や内容に対する様々な反応を見て思ったことを書いている。

http://www.honsagashi.net/bones/2013/07/post_2660.html

http://www.honsagashi.net/bones/2013/07/

見たのは2013年の7月か。もう6年も前か。もう新作を作らないと行っていた宮崎監督も、新しい映画を製作しているようだし、オリジナルの名作系?のアニメの作り手も「君の名は」の新海誠監督、「サマーウォーズ」の細田誠監督、「この世界の片隅に」の片渕須直監督と現れてきていて、盟友高畑勲監督も「かぐや姫の物語」を残して長逝したことを考えると、宮崎監督の時代も終わったのか、まだ過ぎ去ろうとしていないのか、微妙なところもあるが、時代の歯車はまちがいなく回っている。

映画「風立ちぬ」の話に戻るが、今回久しぶりに見て、公開時の印象よりもさらにいい映画だなと思った。それは、この6年間で自分が経験したいろいろなことが、この映画を見る上でさらに陰影を加えているからだなと思う。6年前はすでに50歳になっているのだけど、そこからの変化は自分にとって結構大きいのだなと思う。五十にして天命を知る、というのは孔子だが、ある意味五十代になってから自分の人生の意味みたいなものとか少しずつわかってきている感じはしなくはない。2009年に父が亡くなった時には私は47歳で、まあまだ今思うとわかっていなかったことも多いなと思うし、人間は案外歳を取ってからも変化する可能性があるので、今苦しい人もとにかく生きていれば違う、ということはあるとは思う。


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