29.人は何歳まで作家デビューできるか/感情の泥流/小林秀雄とヴァイオリン(04/11 17:48)


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【人は何歳まで作家デビューできるか】

何となくうつうつといろいろなことを考える。昨日の夜は疲れてしまって寝がけにろくでもないことを考えてせっかくの睡眠が台無しになりそうな感じだったのだが、しっかり寝たことは寝た。朝起きて資源ごみを出しに行って、帰りにモーニングを買って帰った。内容的によかったのは「ジャイアントキリング」と「特上カバチ!」かな。ジャイキリは応援団、というかサポーターグループ同士の和解というのがテーマだが、そこに子供が絡んで来るのが実によかった。特上カバチも大詰めという感じだが、次回最終回らしい。新しい連載で魅力的なのは「ギャングース」だな。これは場合によっては単行本を買ってもいいかなと思っている。半グレの裏稼業物だけど、ドライブ感があって面白い。

考え事をしたり家の工事の様子を見たり。築40年だけあってあちこちにガタがきていて、簡単な工事だったはずなのが少し話が大きくなっているのだけど、まあ仕方がない。手を入れるチャンスのときに入れた方がいいのは確かだろう。昨日までの忙しさと違って今日はそういう意味では余裕があるのでわりと話も聞けたりした。

<画像>公募ガイド 2013年 05月号 [雑誌]
公募ガイド社

昼前にツタヤに出かけて本を物色。『公募ガイド』が「実年齢は問わない時代  人は何歳まで作家デビューできるか」という特集だったので買ってみた。今年の芥川賞で75歳の黒田夏子が受賞した影響はこういうところにも出ているようだ。『もしドラ』の岩崎夏海も「本当に文学に取り組めるのは60歳から」みたいなことを書いていたし、私も焦るよりはある程度の年月を見通したうえで取り組んで行った方がいいのかもしれないと思い始めている。直線的に今すぐ、と言ってもなかなかそうはいかない、そしてフルスロットルで走り続けるのも限界があるし、というところはある。あと何年、と思ってしまうとその分自分に手加減してしまうことを恐れていたのだけど、最近はもっと計画的にやれるかもしれないなあとも思ったりして、ということは逆に今の稼業をある程度はきちんと計画を立てて経営して行きつつやるということも意味しているし、つまりは人生設計をもう少しちゃんと立てようということにもなる。正直、目の前のこと、あるいは目の前数カ月のことの見通しだけでもう10年くらいやってきた感はあるのだけど、もう少し先まで見通してやっていく余裕が少しは出て来た感じもしなくはない。



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