23.誕生日に本をもらう/何をどう書くべきかを考えながら(08/14 21:56)


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【誕生日に本をもらう】

<画像>LIFE WITH THE BEATLES
辰巳出版

誕生日に何冊か本をもらった。ビートルズの写真集『With the Beatles』(LIFE)、丸山健二『まだ見ぬ書き手へ』(真人堂、2013)、『世界の民族衣装』(ナショナルジオグラフィック、2013)。それぞれ読み応えのあるもの。ビートルズの写真集は1960年代半ばの、日本に来たり、シェアスタジアムでのコンサートなど、一番売れていて、一番多作であった時期のもの。こんなふうに被写体になりながら、あんなふうに音楽を作り続けていたのかと思うと凄いと思う。『世界の民族衣装』は1900年代から30年代、つまりほぼ100年前の写真で、カラーもあるがほとんどは着色写真だと思われる。ほんの百年前に世界はこれだけ多様だったのだということが分かるのが面白い。

<画像>100年前の写真で見る 世界の民族衣装
日経ナショナルジオグラフィック社

中国は清の時代で、ということはモンゴル人がエリートの時代なので、立派な門構えの門がついたゲル(パオ)の前で満洲式の正装をした、でも明らかにモンゴル人の顔が並んでいたりして、いまでは絶対存在しえない(今のモンゴル人は満洲服でなくモンゴル服を正装にするだろう、当然)写真があったりして実に興味深かった。どこも華やかで美しい写真が並んでいたが、東ヨーロッパのセルビアやマケドニアの写真がひときわ貧しさを感じさせ、こういうところから第一次世界大戦が起こったのだなということが納得できる感じがした。いずれにしても、自分ではなかなか買わないような本をもらうということは、改めて発見することがあって面白い。


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