22.ベラスケスの謎と小人の誇り/シュペルリ:肉体美を見せるバレエ芸術/バカな怠けものと『メッテルニヒの回想録』(08/28 15:43)


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<画像>Comic ZERO-SUM (コミック ゼロサム) 2013年 10月号
一迅社

今日買ったのが『コミックゼロサム』。「ランドリオール」はクレッサール編続く。六甲への思い。HIKAKIN『僕の仕事はYouTube』。目についたので買ってしまった。内容は面白い。HIKAKINという人はときどきYouTubeで見ていたなということを思い出した。こっちの作品は、まあ好き好きなんだろうなと思う。

<画像>僕の仕事は YouTube
HIKAKIN
主婦と生活社

【バカな怠けものと『メッテルニヒの回想録』】

<画像>メッテルニヒの回想録
恒文社

ふと目について、数十年前に買ったのだけど読んでなかった『メッテルニヒの回想録』をぱらぱらと読みだしたらすごくおもしろそうだった。『ベラスケス』を読んで昔の勘が戻ってきたのかもしれない。バリバリの保守主義者、19世紀前半のヨーロッパの主役だったメッテルニヒの残した回顧録が、面白くないはずがないのだが、少し読みながら思ったのは、「保守主義者は観察を重視し、革新主義者は行動を重視する」ということ。革新主義者は行動によって世界を変えて行くしかないが、保守主義者は軽挙妄動しない。世界の動きをじっと見ていて、本当に必要なところで必要な手を打つ。なぜそれが出来るかというと、保守主義者の本当の強みは歴史的な「蓄積」にあるからだ。

ということで私自身のことを考えると、怠け者でバカではあるが、観察は怠らないところがあるから、まあつまり私がメッテルニヒとか伝統社会を描いたものとかを面白いと思うのは、そういうことなんだろうなと思ったのだった。


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