14.ツイッター上での再会とその促進/初音ミクロコスモス:初音ミクにバルトークの練習曲ミクロコスモスSz.107全153曲を歌わせる(07/29 11:58)


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【ツイッター上での再会とその促進】

昨日帰京。帰京する前にツイッターを見ていたらタイムライン上に20年ほど前に演劇の関係で知遇を得た有村肯也さんが現れ、驚いてフォローしたりつぶやいたりしたらご本人からリプライがあり、私の帰宅後それぞれの近況や共通の友人たちの動静のことなどでひとしきり盛り上がった。月蝕歌劇団時代は拝見していないがお会いした印象は男装の美少女というより触れればこぼれるような美貌の少年といった佇まいを見せておられ、宮城聰さんの『クナウカ』(空想から科学への「科学へ」の部分)の立ち上げに参加された後、杉本圭司君と「Et in terra pax」(そして地には平和をの意)というユニットを立ち上げて活動されていたが、その後杉本君は活動から離れて小林秀雄研究にされているという。有村さんは今も郷里の鹿児島県鹿屋市で活動を続けられているそうで、その志の強さに頭が下がる思いがした。(なお、有村さんは現在『肯弥』の名で活動なさっていることを付記させていただく。)下の写真は1993年に今はなき駒場小劇場で上演されたEt in terra paxの公演『脚韻前綴は死せり』でのもの。ご厚意で掲載させていただきました。

<画像>

ツイッター上での会話を終えた後も興奮が残っていて、まあ東京の私の部屋が暑い(何しろ冷房は壊れたままだ)せいもあるのだが、2時ごろ寝たのに起きたのは6時だった。サイトやウィキペディアを見ても変わらぬ志で活動を続けておられるのを見て、私自身の身が引き締まる思いがした。


そうして考えてみると、私自身の周りにもネットで連絡取れるようになってから確認しただけでも様々なアート活動をしている人は何人もいるのだった。そういう人の活動をせっかくだからこのブログで紹介することで、今まで縁が途切れていた方たちやあるいは知らなかったけれども興味を持った、という方が少しでも現れてそれぞれの人の活動や鑑賞のお伴になれば私自身の活動にとって発想の面でも周知の面でもプラスになるのではないかと思い当たったのだった。もう10年くらい前になるが、詩のサイトをやっていた時に私の掲示板が一つの溜り場のようになってネット上の詩人の皆さんにたくさん訪れてもらっていたことがあった。そういえばあのころは『詩学』や『詩と思想』に私の作品を取り上げていただいたこともあった。

フェイスブックやツイッターでもそうだったが、私は自分の使っているメディアが知らない人同士、離れている人同士のコネクタになりコーディネーターになる(そんな大げさなものではないけど)ことがあって面白いなあと思っていることもあり、もう少し自分自身の今のありようをはっきりさせてサイトや自己紹介のあたりももう少し充実させてどの活動にも取り組んでいくようにすればいいかなと思う。匿名でないときわどい発言がしにくくて無難なことしか言えない、商売に差し支えるとかそういう方向のことを考えてしまうのだけど、それよりも匿名にすることでだらけてしまっている部分が大きい方が問題だという気がした。ブログの過去ログなども今となってはつまらないこと言ってるなあと思うものもかなり多いのだけど。私のブログは一日のアクセスが400〜500程度の小さなものではあるけど、そうした情報を広めるために少しくらいは役に立つといいなと思う。

友人としては、鴨澤めぐ子さんの活動に関しては昨日のブログで紹介させていただいたが、Fomalhautというユニットをやっている酒井康志君のネット上で面白いことをやっている。また20年以上舞踏の活動を続けている「ささらほうさら」の安田理英さん、このたびヴェネツィア映画祭に出品されることになった若松孝二監督『千年の愉楽』の脚色を担当された井出真理さんなどいろいろな方がいる。もちろんSPACの芸術監督をされている宮城聰さん、彼の「クナウカ」で活動している吉植荘一郎さんもいるし、先だって宇野重吉賞を受賞し独自の演劇活動を続けている高野竜君もいる。直接間接の知り合いでそういう活動を続けている人はまだまだたくさんいる。何かの機会があったらまたご紹介できればと思うし、改めて私が過去関わってきた人たちが現在のアートシーンでどういう場所にいるかということを考えてみる機会になるかもしれないと思った。

ということで今日はFomalhautの活動をしている酒井康志君がウェブ上でやっている企画についてご紹介したい。



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