教皇フランシスコの死去と「宗教離れ」に新教皇がどう立ち向かうか/「ふつうの軽音部」ギターブックを買った/イケムラレイコ展/偽携帯基地局の早急な対策を

Posted at 25/04/22

4月22日(火)晴れ

昨日はどうも午前中うだうだしてしまって、早めにご飯を食べた後、「ふつうの軽音部と始める!やさしいエレキ・ギター練習ブック」(ドレミ楽譜出版)をどうやって手に入れるかなどを考えているうちに知り合いからメッセージが来て銀座でイケムラレイコという人の展示をやっているということを知り、よく知らない人だが調べてみると昨日ならまだみられるということがわかり、また会場も銀座のツタヤの中だとわかったので「ギター練習ブック」の在庫を調べてみるとありそうだったから、出かけることにした。

もう2時前になっていたのでとにかく駆け足で銀座まで行き、ツタヤで展示を見た。

https://store.tsite.jp/ginza/event/art/46411-1448000325.html

あまり知らない人だったのでもう少し作品を多く見ないと感想は言い難い感じなのだけど、スペインのセヴィーリャに留学していたというのはちょっとわかる気がした。スペイン、私が2週間旅行した時も、二人の日本人画家に出会ったのだけど、青の色彩の深さとか、そういう影響を受けているのかなという気はした。アンダルシアの画家といえばムリーリョとかピカソとかがいるが、スペインの画家は全体的に形而上性というかそういうものを持っている人が多くて、一脈通じているのかなという気はした。

その後「ギターブック」を探したのだがなかったので店員に聞いたらまだ発売前だと言われ、いや買った人がいるというとこの店では扱っていないということだったから、とりあえず楽器店に行けばあるかもしれないと思って山野楽器に行ってみたら、最後の一部を手に入れることができてほっとした。

https://amzn.to/42yCxwB

今見たらAmazonでも品切れになっているようで、少し前に見た時は島村楽器の通販のみがあったから、だいぶ人気なのだろう。どれだけ部数を刷ったかもわからないけれどもこういう本はどれだけ部数が出るか読めないだろうからマンガの単行本に比べるとどうしても入手し難いだろうと思う。一般の書店よりも楽器店の方がありそうな感じでもあり、最初は錦糸町の島村楽器に行こうと思っていたのだが展示のメッセージが来たので方向性を変えたのだが、入手できてよかった。

私はアコースティックギターは中学高校の頃自分で弾いていたけれどもエレキ・ギターはほとんどやってない(今でも持ってない)ので本当に基本的なことから説明してくれてあるこの本はとても参考になった。自分がエレキギターを弾くかどうかはわからないけれども、その奏法はアコギを弾くときにも参考になるように思うし、「ふつうの軽音部」で出てくる曲のどの部分にどの奏法が使われているかなどへえっと思うことが多いので、ギターをやらない人でも「ふつうの軽音部」が好きなら買う意味は大いにあると思う。多分そう思って買っている人も多いだろうとは思うのだけど。

一安心してじゃあCDでもみるかと他の階に行ってみたが、ない。店員に聞いたら去年もう扱いをやめたのだという。ちょっとがっかりしたが、考えてみたら前回行ったときにすでにそうだった気がする。行かないと状況を忘れてしまうので変わってないと思っていたのだなと思う。せっかくだから教文館で少し本を見て、とりあえず欲しいものはなかったし目的のものは手に入れられたのですぐに帰った。4時前には家に着いた。

実家に戻る支度は大体してあったのだけどもう一度荷物をまとめてゴミなどを捨て、4時半前に車で家を出て、ガソリンを入れにいく。178円だったから実家の方に比べると少し安い。葛西橋通りに出るために少しターンしてみたが初めて車で通った道では右折禁止になっていて少し遠回りになったがそんなに遠くまで行かずに葛西橋通りに入れたのでそのまま走り、いつものインターで乗る。

新宿手前までは順調でそこから高井戸、三鷹辺りまでは予想通りそれなりに混んでいたが、石川PAまで1時間少し、八王子ラーメンを食べてドトールでコーヒーを買って出発したが、トータルでここまで1時間半以上。ナビだとここから家まで4,50分なのでやはり倍くらいの時間はかかった。あとは境川PAと八ヶ岳PAでトイレ休憩、インターを降りてからスーパーで朝の買い物をし、実家に着いたのが8時半くらいになっていた。後片付けは起きてからすることにして、ゆっくりしていたら寝落ちしてきたのでそのまま着替えて寝た。

***

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250422/k10014785551000.html

ローマ教皇フランシスコが4月21日、亡くなったという。前日の20日はイースターの日曜ということでキリストの復活を祝う日。そのミサには出席し、アメリカのヴァンス副大統領とも面会しているという。88歳だから昭和11年生まれ、母と同じ年齢である。

https://news.yahoo.co.jp/articles/117be58da4040a341be06feacc4b99f8c023eb42

トランプ大統領も教皇の葬儀には出席を表明していて、第二次政権発足後初めての外遊になるようだ。移民排斥に反対する教皇とは意見対立があったようだが、副大統領のヴァンスがカトリックだということもあり、支持者の信者の支持を確保するためにも必要だと思ったのだろう。安倍さんの国葬儀の時もきて欲しかったなとは思うが。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1869270?display=1

亡くなった教皇の政治的なスタンスとしては、今述べたように移民排斥に反対していて、これはヨーロッパの外の出身者としては1000年以上、新大陸=ラテンアメリカ出身者としては初めて教皇になったということも関係しているのだろうか。そのほか環境問題や貧困問題にも熱心で、特に貧者の救済に尽くしたアッシジの聖フランシスコから教皇としての名を選んだのだという。しかしフランシスコ会の出身ではなく、初のイエズス会出身の教皇だそうで、フランシスコ・ザビエルによってキリスト教がもたらされた日本ともそのあたりで関わりを見ることもできる。

また、ラテン語典礼復活など教会内の保守派の動きには反対していて、前任のベネディクト16世とは違い、平易な言葉で発信するなどしていたが、中絶には反対で、カトリック教会の伝統的な姿勢は守っていた。

死去に伴い、新たな教皇が枢機卿団によりコンクラーベで選出されるわけだが、新教皇の課題もまたいくつかあるだろうなと思う。

最大の問題だと思われるのは、カトリックやキリスト教から離れていく人が非常に増えていることにどう対応するかということがあると思う。イタリアやフランスなどの伝統的なカトリック国、特にスペインは深刻であるように思われる。ここ10年ほどでも急速に進んでいる印象がある。

二つ目は、トランプ政権などにみられる保守的な動きと、逆に過激なwokeとの間でどういう姿勢をとるか。フランシスコ教皇は保守的なカトリック教会の中では穏健な進歩派、という感じだったが、急進派と朝保守派の対立をうまく制御し切れてはおらず、その辺が信仰離れにつながったのかと私などは考えたりするが、深くはわからない。

三つ目は、新教皇がどの国から選出されるか。20世紀以降では1978年に亡くなったヨハンネス=パウロ1世まではイタリアから進出されていたが、次のヨハンネス=パウロ2世は初めてポーランドから選出された。これはおそらく当時の東欧・ポーランド情勢、自由化の動きとそれを抑えようとするソ連という状況も多少は影響しているように思われる。その次のベネディクトゥス6世はドイツ(バイエルン)、次はラテンアメリカ出身のフランシスコということになったから、イタリア出身に回帰するのか、それともウクライナ情勢などを踏まえて東欧出身者か選ばれるのかなど、関心はある。また教会離れの進んでいるスペインなどから選ばれる可能性もある気はする。

フランシスコの前にヨーロッパ外から選ばれた教皇(ローマ司教)はシリア出身のグレゴリウス3世(位731-741)で、この時は東ローマ皇帝レオン3世が出した偶像崇拝禁止令(726)をめぐって鋭く対立していた。一方、西ローマ帝国期以来の主要都市ラヴェンナが732年にランゴバルド王国(アリウス派)のLiutprandに占領されるなど侵略に苦しんでいたが、当時のフランク王国の実権を握っていたカール・マルテルはイスラム勢力との対抗上ランゴバルドと共闘していたので教皇側に立つことはなく困難のうちに亡くなることになった。前の非ヨーロッパ出身教皇がシリア出身(現在のシリア・パレスチナ近辺か)というのもやや因縁めいている。

741に東ローマ皇帝レオン3世、フランク王国宮宰カール・マルテル、ローマ教皇グレゴリウス3世が皆死去し、新教皇ザカリアスは東ローマと妥協する一方カール・マルテルの子の小ピピンのフランク国王即位を支持して、ランゴバルドからの防衛の基礎を築き、ローマ教会とローマ教皇領の安定の基礎を築くことになったわけである。

教皇は全カトリック教会の長であるだけでなくローマという世界都市の司教という性格もあり、宗教上の問題だけでなく政治的な振る舞いもせざるを得ないわけで、どこの誰が選ばれどのような方針を示すかで境界のあり方は大きく変わる。

https://www.sortiraparis.com/ja/nyusu/pari-de/articles/327491-furanshisuko-fa-wangno-si-konkurabeno-you-li-hou-buha

このサイトで有力候補として名が上がっているのはイタリア人3人、フィリピン人、フランス人、ハンガリー人、ブラジル人、ギニア人と多彩だが、今回は伝統回帰してヨーロッパ人から選出されるのではないかと私などは思う。まあどの枢機卿も知らないので論評はやめておこうと思う。

***

社会的にかなり懸念されることとして、偽携帯基地局の問題をツイッターで読んだので書いておきたいと思う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2f77363bdb5f97b4324b9ece50209bba39685fae

これはテレビでも取り上げられていたようだが、携帯電話の電波接続をジャックしてインターネットや電話回線でなく自分の通信機に接続させ、情報を奪ったりメール等を送信したりする手口のようである。

この記事ではインバウンドの外国人狙いであって日本人にはほぼ関係ないとしているが、携帯が繋がらなくなるなどの被害が出ていて、全く関係ないわけではない。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/900023150.html

また当然ながら違法なのだが、車両で移動しているために検挙が難しいのだという。しかし個人で調査してわかることもあるわけだから行政や警察が本気で取り組めば取り締まれるのではないかと思う。

繁華街ではただでさえ繋がりにくいのだから、直接間接の被害はかなり出ているはずなので、きちんと取り締まって摘発・検挙してもらいたいものだと思う。基本的に銀座や渋谷、池袋などのかなり大きな繁華街なので、ターゲットを絞るのもそんなに難しくないのではないかと思うのだが。


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