音楽を聴きながら本を探すと/視野を狭めたり広げたり/「ふつうの軽音部」:「はーとぶれいく」のオリジン(11)

Posted at 25/04/14

4月14日(月)雨のち晴れ

暗いうちは雨が降っていたのが、夜が明けてくると空も明るくなって日差しが返ってきた。目が覚めたのは4時前で4時半ころローソンにジャンプとスピリッツ、ヤンマガを買いに行ったときは傘をさしていったのだが、外の空気は爽やかで、もう必要なさそうだ。

昨日はずっと雨。午後東京の自宅で排水管清掃の人がくるというのがあったので9時ごろ実家を出て車で帰京した。この時間だとやはり空いているので早く着く。首都高もほとんど渋滞せずにつくことができた。駐車場に入れるときに少し苦労したが、比較的楽に入れられる方法が分かったので何とかなった。

午後は2時から4時の間在宅する必要があったのだが、結局3時過ぎに業者の人が来て10分ほどで終わった。いろいろな都合でなかなか在宅できないので排水管清掃はできない年が多いのだが、今年(2024年度ということだが)はできてよかった。

夕方になって出かける。月曜お昼に日本橋で人に会う予定があるのでそれ以外のところと考えて丸の内に行って、丸善で本をいろいろ見たが、結局買わなかった。緊急に読みたい本が特にないということもあるが、「ふつうの軽音部」のリストをiPhoneで聴いていると、何というか何でこんな本が売られているんだろうなと思うものばかりが目につくというか、ある種観察の際に考え方が自分に嘘をつけなくなる感じがして、あまりニュートラルにものが見られなくなる感じがした。まあそのニュートラルということ自身も結構クセモノだとは思うので、こういうものの見方というのもあるよなと思った。おそらくはクラシックを聴きながら本を探したらリベラル左翼的な著者の人たちの本も少しは見る気になる気がする。買っても多分読まないのだけど。

夕食をどうしようかと考えて、いつも近くのスーパーで買って帰るので今日は成城石井で見てみるかと丸ビル地下まで歩き、グリーンカレーなどを買って帰る。帰って夕食に食べたのだが、何が原因かわからないが腹が下り、今でも少しおかしい。食べたものの問題というよりはおそらくは間食が多かったのと余計なことをあれこれ考えていておなかに来た、という方が正しい気がする。グリーンカレーは美味しかった。まあ辛いもの系は普段食べてないのでそれがおなかに来た可能性もあるが。夜は疲れが出て早めに寝た。

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自分のことを考えると、今までは多くのことに広く目を向けることが自分にとって楽しかったし、その中でいろいろなものを見つけて拾い集めてきた感じがする。

だから多分、そういうふうに多くのものを見なくするのはあまりよくない、少なくとも自分にとってはよくないな、と思い直した。マイナス思考になっているときというのは視野が狭くなっていて、しかもそれを肯定する論理が後ろについていたりしてしまっている。気を付けないとと思った。

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「ふつうの軽音部」鳩野ちひろのオリジンとライジング(11)。彩目をメンバーに加え、バンド名も決まった「はーとぶれいく」の初のあわせ練習が8月28日、視聴覚室。3巻所収の29話「初合わせをする」である。曲は1曲のみ、エルレガーデンの「ジターバグ」なのだが、まだこの時点では明らかにされていない。鳩野は夏休みの間ずっと弾き語り修行をしてきて、「胸を張ってボーカルだと言えるようになりたい」とがんばってきたわけだが、桃もまたプロトコルのドラマー、遠野に自分の演奏の弱点について尋ねると、遠野はべらべらと何点も指摘し、桃は腹を立てかけるが悔しいけど的確な指摘だと認め、練習してきたわけである。

実際に合わせてみて、鳩野は「やばい、すっごいいい感じじゃない?」というが、彩目は「いやどこがやねん、鳩のお前ギターひどいな!!まずチューニングから微妙にずれとんねん!!」とけちょんけちょんである。また桃に対しても「結局ドラムはしっとるやんけ!!」と厳しく指摘し、桃は「えっ・・・修行の成果は・・・」と弱り顔をするが、鳩野は嬉しそうである。

ようやくそろったメンバーでスタートしたものの、オリジンはつまり「まだまだ下手なギター」からのスタートだったわけである。それを鳩野が困り顔ながらも嬉しそうなのは、彩目の厳しい指摘が非常に的確で、「これから上手くなれる」と思ったこと、そしてボーカルについては指摘されなかったこと、つまりある程度「歌えた」ということなんだろうと思う。

つまりは、鳩野が「いい感じ」と思うレベルは彩目にとっては「酷い」というレベルであって、実際技術の差が歴然としているということなのだろう。この厳しさは今までの鳩野たちの練習では見られなかったことで、鳩野はそういう意味でも「これでようやく始まる」と感じたのだろうと思う。それが「はーとぶれいく」の、また本当の意味での鳩野のバンドにおける活動のスタートつまりオリジンになった、ということだと思う。

これから文化祭までは練習場面の描写が続くが、今まで鳩野はギターに関してはただがむしゃらにやってきていたのが、彩目と一緒に練習するようになって何をどう練習すればいいのかが明確になってきたということだと思う。彩目の加入は音楽的に足りないところを埋める重要なピースだったわけであり、彩目に言われると鳩野も素直にそれに取り組むという関係が出来て、よりバンド内人間関係も確かなものになっていく感じがした。

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by Luke Peterson

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