トランプ関税と中国の対抗措置、FRBの対応と世界経済の今後/Switch2を2本だけ安くした任天堂の戦略/「ふつうの軽音部」6巻:「鷹見というキャラの複雑性」と「小学校からの4人組」
Posted at 25/04/05
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4月5日(土)晴れ
昨日はよく晴れていたが、午後から夕方は少し曇って少し寒い感じにはなった。午後は屋外での仕事があったので少し肌寒かったが、雨が降らなかったのが何よりよかった。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250404/k10014770781000.html
トランプ関税に対して中国が対抗措置を発表、それに対しトランプは「中国は間違えた」と言っているが、市場は敏感に反応し、NY市場の株式は史上3番目の下げ幅とのこと。FRBのパウエル議長が関税政策の評価について「思ったより大きい」と発言したこともそれを助長した。また金利については慎重な発言をしているが、トランプは今すぐ引き下げるべき、としている。
https://mainichi.jp/articles/20250405/k00/00m/020/007000c
普通に考えれば現状輸入大国であるアメリカが大幅な関税を導入すればその分物価は高騰するわけで、物価の高騰を抑えるためには基本的に高金利政策になるが、関税というコストによるコストプッシュインフレなので景気は減速し、いわゆるスタグフレーションの状態になる可能性はあるだろう。トランプが金利の引き下げを要求するのは景気の下支えを求めてのことと思われるが、物価高騰リスクがはっきりしない中、FRBもそう簡単には動けない、ということもわからなくはない。
昨日のnoteにも書いたがトランプ政権やそのブレインはが目指すのはアメリカの製造業の復活だから、物価高騰は一時的でありアメリカの製造業を復活させるためには金利を下げて起業や設備投資を促す必要がある、という考え方なのだろう。ただ理屈はともかくあまりにハードランディングになることの悪影響をどのくらい計算しているのかが見えにくいところが彼らの政策能力や実行力をどのように評価していいのか迷う部分ではある。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/de4ecd9b3459e68871e0448552eeb02749afffa6
任天堂がSwitch2の国内販売価格を海外版より安く抑えたそうで、それがソニー・インタラクティブエンタテインメントのPS5との考え方の違いを指摘されているのだが、任天堂の対応は国内消費者の優遇という面ももちろんあるのだけど、それによって日本におけるゲームをプレイする層を維持したいという意思もあり、またそれが開発などの面でも自社にとって利益になるという判断があるからではないかと思った。私はゲームについてはよく知らないが、外国発のゲームがアサクリのように問題が指摘される中、日本独自の基準で作られたゲームたちが世界で受け入れられていることから、ゲームに関してはクリエイティブな面でも何か日本には文化的優位性があるのではないかという気はする。
識者にはマイナス面のみ指摘されがちなゲームだが、それであっても日本市場を維持し日本発のゲームの可能性をたやさない選択をした任天堂の今後をまた見てみたいと思う。
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「ふつうの軽音部」6巻が発売になった。収録話数は予想通り9話でハロウィンライブの最初の57話まで。明日更新になるのが鳩野たちのバンド「はーとぶれいく」の演奏の4曲中3局目の途中から描かれるであろう62話だから7巻収録予想の連載の中のちょうど真ん中になる。最後に演奏されるのは厘が「鳩ちゃんのことを歌った歌を見つけた」という曲なのでタダでは済まないと思われるし、あと何話かがはーとぶれいくの演奏場面になるかもしれない。そうすると次の鷹見たちのプロトコルの演奏場面もそれなりの量になるだろうから、7巻はまるまるハロウィンライブということになるだろう。まあまだ連載で掲載されてないところを勝手に考えても仕方ないのだが、この作品はどう言えばいいか、こういう予想まで含めて楽しめる作品だなと思っている。
6巻の表紙は鷹見、裏表紙はどんなバンドが来るのかと思ったらボーカルのパート練習4人組で、なるほどそうきたかと思った。カバー下の漫画がかなり衝撃的だったが、まあこれは読んでのお楽しみということでしょう。
また「ふつうの軽音部Q&A」も「その8」から「その12」までが掲載され、これもかなり面白かったし、作品理解(と言っていいのか)が深まったと思う。その中でも印象深いのが厘の聖地巡礼の話とるりるり帝国の4人が小学校時代からの同級生だったという話で、聖地巡礼はともかく後者の設定はかなりインパクトがあった。私は子供の頃はしょっちゅう転校していたのでその関係性は理解できない部分があるのだが、今後の描写を楽しみにしたいと思う。
おまけ漫画の喜田・算・鷹見の話はそれぞれの個性が表れているなとは思ったが、鷹見の自分が関心がない、ないしは失った相手に対するひどい態度というのは鷹見というキャラの複雑性を表現していると思うので、その辺りの今後の描写も楽しみだなと思う。
私は蔦屋で買ったのだが特典がはとっちのカードとはとっちのコースターで満足感がある。それぞれ扱う書店によって種類があるようだが、こういうのは全種揃えるのは大変だと思うけれども、揃えて希少感を出すということをしている人もいるんだろうなとは思う。
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