「忙しさスパイラル」の発生理由/「非恋愛・非婚・非出産・非セックス」の韓国の過激フェミニズム4B運動の沈静化と出産数の回復/トランプ・ゼレンスキーの決裂と停戦の落としどころ

Posted at 25/03/02

3月2日(日)曇り

昨夜は疲れが出たこともあって10時前に寝て、起きたら5時半だったから7時間半寝たことになる。普段に比べるとかなり長いのだが、それでも8時間行ってないのだな。8時間寝るというのは相当体力が必要だなと思う。

どうも忙しいと思考がごちゃごちゃしてくるし、やりかけのまま後に回したり全く準備していないものをいきなりやり始めたりすることが多くなって「探す」という作業が増え、余計に忙しくなるということがあるなと思う。時間がある時にちゃんと整理しておかないといけないのだが、「時間がある時」というもの自体が全然ないし、その時には他にまとまったことをしないといけないということになることが多いので、本当になかなか片付かない。忙しいと余計に忙しくなる、「忙しさスパイラル」が発生する理由ではある。

今朝はそいうわけでなるべく身の回りを片付けて洗い物などもちゃんとやって少しは整理された状態に戻したのだが、本来朝の時間は新しい文章を書いたり新しい発想を得たりするために使いたいと思っているのでなかなかアレだなと思うことはある。ただ考えずにできる単純作業みたいなことをやることで頭の中が割とよく動くようになったりすることはあるので単純作業は馬鹿にできない。もう3月になったからそろそろ外の作業もできるようになるので、そういう作業で頭を活性化する、ということもできるなとは思った。

今朝は天気が悪くて、最低気温も4.3度とプラス。暖かいはずなのだが日差しがないから寒々しい。朝出かけて少し遠出をしようと思ったが母から電話がかかってきたりして最寄りのセブンに入ることになったので午後ティーのキャラメルラテを買った後少しぐるっと回って帰ってきた。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2023/06/post-871.php

韓国の過激フェミニズム、4B運動の記事を読んだ。Bとは韓国語の「非」の発音で、「非恋愛・非婚・非出産・非セックス」の略だという。全ての男性を潜在的性犯罪者と看做し交渉を拒否する、という過激フェミニズムで、文在寅政権がそれを利用して勢力の拡大を図り、逆に若い男性を中心にそれへの反発が広がって、世界一ジェンダー分断が進んだ、という状況を作った運動とのことである。

これは「韓国の近代化の過程で男性の兵役と社会での活躍、女性の出産と家庭の切り盛り」という「ジェンダー市民権」が確立し、出産したり主婦にならない女性に対して元々風当たりが強く、性犯罪の責任も一端は女性の側にあると考える人が今でも多い、という背景があると記事にある。もちろんフェミニズム側の主張である。

https://gendai.media/articles/-/141285

これがトランプ当選によって絶望したアメリカのフェミニストの間で急速に関心が高まったということなのだが、アメリカでは多くの新聞メディアの論調は懐疑的というか持続可能性がないという常識的な見方を示しているようだ。

ただこのようにジェンダー間対立は韓国は世界で一番激しいとされていて、そのために出生率も極端に落ち込んでいたのだが、2024年にはわずかながら回復基調を見せていて、これは文政権から尹政権になったことで興奮状態が収まったことも背景にあるのではないかと分析されているようだ。

https://note.com/prof_nemuro/n/n8d73987bca40

社会の分断をもたらすフェミニズムという思想の問題点は明らかだが、韓国社会も伝統的な儒教的文化となんだろう、潜在的には存在してきたひどく開放的な文化がアメリカ文化の影響や韓流の世界化などによって外部の影響も強く受けて人々の意識の違いがひどく顕在化してきているということもあるのだろうなと思う。

こういうのは日本について考えてもわかりにくいところはあるのだけど、韓国だと少し客観的に見られることもあり、逆にジェンダーという問題について考えるには隣国を考えた方がわかりやすいところはあるのかもしれないという気はした。

***

トランプ・ヴァンスとゼレンスキーの決裂、まあある程度は仕方がないという話だなと思った。トランプは自分の世界観を押し付けて早く片付けたい。とにかく「交渉」したい相手はプーチンなので、なるべくフリーハンドを持った状態でゼレンスキーと話をつけ、プーチンとの和解を演出して戦争終結→ノーベル平和賞、というのが彼のビジョンなのだと思う。しかしゼレンスキーとしてはプーチンがそういう意味で「話の通じる」相手でないということは骨身に染みているから、最低限アメリカおよび西側による安全保障は必要だ、と考えていて、それはプーチンとの交渉ではなくトランプや西側首脳との間で成り立たせなければいけないと考えいるわけだ。

プーチンの最終的な目標は明らかに「ウクライナのロシア化」なので、一時的に停戦してもウクライナとロシアの間に多国籍軍が展開するというような状況でない限りプーチンが侵略を止めることはないだろう。それがやはり最低限のラインだと思う。トランプはとにかく米軍を出したくないので(バイデンもそうだったが)その辺のところが今後の焦点になるだろう。米軍ではなく英仏独軍の展開でも良い、あるいはトルコも入れても良いが、プーチンが手を出しにくい相手が平和維持活動をする状況がとにかく必要だろうと思う。


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