インプットを多めにする必要を感じてきた/韓国の尹大統領拘束と国民に向けての動画メッセージ/芥川賞・直木賞のトレンド

Posted at 25/01/16

1月16日(木)晴れ

今朝の最低気温はマイナス6.9度。寒いことは寒いが、まだもっと寒くなるだろうという感じはする。この冬はまだ水道が凍結していないからだ、と言ってももちろん凍結防止の電熱線は巻いてあるのだが、それでもマイナス10度くらいになると凍るのである。まだそれほどではない、という程度には寒くない。

このところ、ブログ/noteを書き始める時間が遅くなってしまっているのだが、いろいろTwitterやネットの文章は読んだりしているし、文章やマンガなども新しいものを読んでみようかなという気持ちが結構起こってきているので、つまりはアウトプットよりもインプットをしたいという感じが強くなっているのだな、という気がする。

もう忘れたがnoteで見ると1000日以上は連続で更新しているので、書かないと気持ち悪いことは確かなのだが、やはりインプットが不足してくると考えることも考えられなくなることはあるかなと思う。

ただ、「このことを考えるためにはこういう本を読まなければ」みたいな感じで読もうとしてもなかなか読めないし、あまり何も考えずに読んだ本やマンガを読むことによって書きたいことがうまく掬い上げられて文章を書けることもあるから、どういう本を読まなければいけない、ということはあまりなく、(もちろん論文を書くなら別だが)アンテナに引っかかってこれは読みたい、と思う本を読んでいくことでアイデアが出てくるという面もあるかなと思う。

読む価値はありそうだけど読むのがハードな本、というのもあるし、売れてるけど読んでもあまり価値がない、買っただけ損したみたいな本もあるからなかなか最近はブックガイド的なものも難しい感じがある。

また面白いのだけど最後まで読みきれないままになっている本も結構あるのだけど、それはすでにその本の美味しいところは大体読んでしまったから、ということはあるかもしれない。ただなかなか、その本の提供する「mode」に入りきれずに内容が掴めないまま終わる、ということもあって、読むときのスタンスみたいなものはいつも調整しなければいけないからそれを調整する気になるかどうかということもある。

ただ、書くためには読まなければならないな、という感じはこのところ強く感じるようになってきた。読むよりも考えることの方にどちらかというと重点はここのところあったのだけど、読むことで供給されるものがないと書くための言葉が自分の中に足りなくなる感じがあるのだなと思う。

生活するための仕事が忙しいとなかなか読む時間も書く時間も取れないのだが、書く時間は割と意識して確保してきた。しかし文章をより良いものにしていくには、もっと読まなければいけないなと思っている。これは経験とか学識とか積み重ねてきたものとはまた別の問題で、栄養をとらないと動けないということに近い話なのだと思う。

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韓国の尹大統領が拘束された。その前の国民に対するメッセージが動画で公開されていたが、彼の心情がよう反映されていて良いと思った。韓国の政治は党派性で動きすぎるのが問題だと思うのだが、特に尹大統領は野党が国会を握っていたためにやろうと思う政策はほとんどやれていなかったようである。

彼は日本とも正面から対話しようという姿勢を見せた初めての韓国大統領であるし、国際社会においても十分力を発揮できる人だと思うので、難局を乗り切って現場に復帰してくれることを待ちたいと思う。

https://www.bbc.com/japanese/articles/c5y2732x0k2o

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https://www.sankei.com/article/20250115-GMW5TAOYAROB5EI557XPAKYEFU/

芥川賞・直木賞が発表され、安堂ホセさんが選ばれた。あまりはっきりは書いていないが、ミックスルーツ(いわゆる混血)や性的マイノリティの当事者を描いてきたということで、そういう当事者かあるいは近いところにいる人なのだろうと思う。最近はそういうものを取り上げるのが文学の世界ではトレンドになっているなあと思う。

もう一人は福島出身で震災を経験し、牧師の父親とともに被災者支援をした経験があるという鈴木結生さん。文学的原体験は聖書だという。この辺りもやはりちょっと「狙った」選考であるようには思えるが、内容は読んでみないとわからない。

直木賞は伊与原新さん、東大地球惑星科学出身。最近は理系でこうした文学の賞を取る人が多いが、これもある意味トレンドなんだろうと思う。

芥川賞もある時期からある時期までは一応全部読んでいたのだが、最近は全然読まなくなった。突発的に読んで面白い時もあるから、文藝春秋が出たら読んでみてもいいかなとは思っている。

最近読んで一番面白かったのは市川沙央さんの「ハンチバック」だった。これもある意味作家のキャラが立っている作品ではあったが、なぜそこまでやってしまうのか、みたいな話が面白かった。まあ最近の芥川賞はそういう傾向が強いのかなと思うし、審査委員長の島田雅彦氏が「最も過剰な、勢いのある2人」とか言っているので、そういうものを選ぶ傾向はあるのかなと思う。

今の選考委員は小川洋子・奥泉光・川上弘美・川上未映子・島田雅彦・平野啓一郎・松浦寿輝・山田詠美・吉田修一の各氏だそうで、ほぼ21世紀になってから芥川賞を受賞した人が多いが、もう少し変わり種の審査委員もいていいのではないかなという気はした。

ただ、3人とも男性だというのは最近にしては珍しいことかなと思う。

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