大人数の正月/「B'zはダサかったのか」という議論について思ったこと/ラスベガスの事件と「親ウクライナ派」
Posted at 25/01/03 PermaLink» Tweet
1月3日(金)雪のち晴れ
昨日は疲れが出て9時過ぎにはもう寝てしまったのだが、起きたら6時でだいぶよく寝た。なんとなく車で出かけて飲み物を買ってきたが、車の上に雪が少し積もっていたのでしばらくエンジンをかけて暖機して、フロントの雪が溶けてから出かけたのだが、まだ屋根の雪は溶けていなかった。雪が降ったことには全然気づいていなかったが、冬なんだよと主張している感じではあった。
大晦日の夜には十二人、一日の夜には六人いたのが、昨日の夜には私だけになっていたから、朝起きて玄関を見て、靴が溢れていたのに今朝は自分の靴しかなく、正月が終わったんだなという感じ。大家族というのとは少し違うが、確かに人数だけは多い。甥姪たちが結婚し始めているからその連れ合いも連れてくるとすごい人数にはなる。
50年以上前の自分の小学生時代のことを考えてみると、長女の祖母の家系で十人以上、それに祖母の三人の妹の連れ合いや子供たちも来て、今自分がいる実家で二十人以上のお正月の回を過ごしていたりしたのだから今になってはすごいことだなと思うのだが、いくつも座敷をつなげてみんな入れるようになっていたから、当時の本家というものはまああれだったよなと思う。祖父母はもとより曽祖父母もまだ生きていたから、最年長は明治16年生まれの曽祖父。彼は小学校で永田鉄山の一年上だったから、それで時代感が大体わかる。当時は上座敷に曽祖父の父親の写真が飾ってあったのだが、江戸時代に生まれて昭和2年に亡くなり、今の庭を作ったりいろいろした人のようだった。それなりに家の歴史というものはある。
今は何かの会になると外に会場を取ってやるのが普通になったが、家でやるのもいいよなと言ったら妹たちがそれは母や女の人が大変すぎる、というのでまあ確かにそうかもしれないなとは思った。もしこれから結婚するならそういうのは厭わない、という人がいいなと思ったりするが、まあなかなかそういう人はいないだろうなとは思う。時代も変わったからいろいろ男子も関わることになるだろうとは思うけど。
***
90年代、B'zはダサかったのか、という話題が紅白以来Twitterのタイムラインでもちきりになっていて、私はB'zは全然聞いていないので、むしろTHE ALFEEが41年ぶりに出場した、というのが印象深かったのだけど、逆にいえば自分のタイムラインには90年代がジャスト世代の人たちが多いということなんだろうなと思った。私より一回り下の世代、私が商業高校で最初に担任を持った世代と同じくらいか。と思って考えてみたら私のクラスには尾崎豊の大ファンの子とB'zの大ファンの子がいて、前者は尾崎の葬式の時に学校をサボって参列していたのでよく覚えている。後者もよくB'zの話をしていたが、自分が関心がなかったのでよくわからなかった。
私が音楽、ポピュラーミュージックをよく聞いていたのは大体中学生から大学生の頃の間、70年代後半から80年代前半までで、いつかも書いたがライブエイドや「We are the worrld」などの偽善性が鼻について洋楽を含めて音楽全体の新譜から離れた感じがあった。自分から積極的にポップスとかロックを聞くようになったのは去年の「ふつうの軽音部」の影響が大きく、それまでは甥姪たちがそういうものを聞く世代になって紅白などでもいろいろこれがいいとか悪いとかいうようになったのでへえっと思って少し聞いてみる、というくらいだった。
しかし全く聞いてないわけではなかったから自分の音楽氏を少し振り返ってみると、80年代後半は付き合ってた人がバンドを聞いたりライブハウスに行ったりする人だったのでその影響で年越しライブに行ったり原マスミやたまを聞いたりしていたことを思い出した。90年代前半に付き合ってた人が聞いていたのは村下孝蔵とかだったが自分は全然刺さらなかったので全然聞いていない。自分が聞いていたのは80年代後半から民族音楽とかルネサンス音楽とかで、まあそういうのを好きだったということはあるし今でも好きではあるのだが、ある意味こじらせているところはあったなと思う。
考えてみるとマンガの趣味も80年代ニューウェーブの諸星大二郎、近藤ようこ、高野文子、ひさうちみちおなどを読み続けていたが、90年代後半からそちらの方面がややネタ切れになってきて、0年代には読むものがあまりない感じになっていた。2008年にあるきっかけでスタジオジブリのアニメを見るようになり、そこからマンガやアニメを全解禁し、2011年には「進撃の巨人」にハマったので、そこからは同時代のものはそれなりに読んでいる。ただ、90年代ジャンプ全盛期みたいな作品は読んでなくて一部を後から履修しただけだから、そういう作品の話題がタイムラインに並んでいるとうーんとは思う。まあその辺もある種の拗らせだなと今では思うのだが、B'zをかっこいいというやつはダサい、みたいなののさらに上空でへ、ポップスなんて、みたいな感じが民族音楽を聴いてる自分になかったとはいえないなと思う。
ただ音楽的には90年代前半はある種の革命期で、小沢健二やフリッパーズギターがいろいろな音楽をサンプリングして渋谷系を作って行った時代でもあり、B'zも海外の音楽をパクって作っていたという話なのだが、その辺の話題が出てくると、90年代の時代精神というのが少し垣間見える感じはして面白いなと思う。80年代相対主義の行き着く果てが1995年のオウム真理教事件だったとしたら、自分の同世代のさまざまなイキリに対する痛みみたいなものもそこにあって、その下の世代がそこからエヴァンゲリオン信奉につながっていくものもまたよくわからないニュータイプの勃興に見えていたのだけど、今となってはそこも荒地になっているようには見えなくはない。
1998年の宇多田ヒカルのデビュー以来、売れているものはダサい、みたいな雰囲気は無くなったというのだが、宇多田ヒカルそのものは私もよく聴いたけれども、音楽自体はわからなくなるとまた結局民族音楽に回帰する、みたいなところはあった。しかしすごくバリエーションを持っていたわけではないから、その頃はとりあえずクラシックを系統とか考えないで聴いていた感じの時期になっているとは思う。
***
アメリカでは新年早々テロ事件がいくつか起きていて、ニューオーリンズのトラック突っ込み事件、これはイスラム国の影響であり、またラスベガスのトランプ氏経営のホテルの前でマスク氏経営のテスラの車を爆発させた事件が起こり、これは親ウクライナ派のテロ事件だったらしいのだが、これには少し驚きがあった。
トランプ氏を狙った銃撃事件は大統領選挙期間にも何度かあったが、この中にも親ウクライナ派の犯行があったように記憶している。
この「親ウクライナ派」というものの実態がよくわからないので調べているのだが、今のところよくわからない。続報が入り次第、また考えてみたいと思っている。
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