ハロウィンとワルプルギスの夜、それにお船祭り/初恋記念日/反ワクチンと支持政党、資本主義のプルスウルトラ

Posted at 24/11/01

11月1日(金)晴れ

今日から11月。今年も残すところあと2か月。早いものだ。昨日は10月31日、ハロウィンの日だった。夕食の準備が間に合わないのでワタミの宅食を取っているのだが、カボチャのランタンの図案のパテ?が入っていて、ああハロウィンなんだなと思った。

昨日はどうもいろいろとアクシデントや運が悪いなと思うようなことがたくさんあって、まいったなという感じだったのだが、考えてみるとハロウィンは夏から冬へ移行する祭りであるから、霊たちが集まってくる人いうことか。10月は日本でも神無月で神々は出雲に集まるわけだが、そうしたスピリチュアルなものと何か昨日の不運たちは関係あったのかもしれないなと思ったりした。昨日は特にハロウィンに参加したわけではないので誰にもお菓子をあげてないから、今日は仏壇にお菓子を備えて先祖供養をしようかなと思う。

5月はメーデーで冬から春または夏へ移行する日、その前夜は「ワルプルギスの夜」ということになる。そしてハロウィンが終わった11月からまた冬ごもりの支度が始まる、ということになるのだろう。

日本でも、諏訪大社の下社には春宮と秋宮があるのだが、御霊代が秋宮に遷座するのが7月31日から8月1日のお船祭り、秋宮から春宮に遷座するのが2月1日となっている。日本は基本的に立秋・立春の時期に遷座し、ヨーロッパの季節の移行は立冬・立夏の時期に行われるということなのだろう。いずれにしても太陽暦的な感覚であるところが面白い。

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昨日は(アメリカの国内大会だが)ワールドシリーズでドジャースが優勝し、世界(アメリカ)一になったようだ。大谷選手も山本投手も目立った活躍はなかったようだが、ロサンゼルス対ニューヨークでロサンゼルスが優勝するというのは阪神巨人戦で阪神が勝つみたいな感じはあるのだろうなと思う。私はアメリカで野球を見たことはないしニューヨークもロサンゼルスも行ったことはないのだが、初めてアメリカに行った年が野茂の一年目で、「なぜ彼はあんなファニーなフォームで投げるんだ」と聞かれたことを思い出した。野茂は本当に開拓者だったが、それが今の大谷をはじめとする多くの選手たちの活躍につながっているわけだからすごいなと思う。

印象に残ったことをいくつか。10月30日は「初恋」の日だそうだが、これは島崎藤村の詩集「初恋」が明治26年に「文學界」に掲載された日なのだそうだ。(現在の文學界とは名前以外の繋がりはないらしい)

スペインのバレンシア地方が豪雨により洪水になっているという。バレンシアは行ったことがあるが暑くてさっぱりした海洋性の気候だった記憶がある。やはり気候変動が起こっているということだろうか。

https://www.fnn.jp/articles/-/780766

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「反ワクチン」と政党支持の関係についての研究があるようで、興味深かった。

https://president.jp/articles/-/79642

継続的な反ワクチンには立憲・れいわ・共産の支持者が多く、パンデミック後の反ワクチンは参政党支持者が多いという結果になったという。

反ワクチンの考え方は、大きく言えば公衆衛生思想に反対する思想になるわけだが、「公衆衛生」はある意味強制力を持って人に行動を強いるわけで、立憲やれいわ支持者のアナーキズム的な方向性が表れているというのはある意味納得できるかなと思う。共産党支持者が反ワクチンなのはただ自民党がやってるから気に入らないのかなと思うが、共産国家だったらより強制力が強いのに、とは思った。

パンデミック後の反ワクは参政党支持者が多いのは自然派系・スピ系・陰謀論系の人だという分析で、まあそれはなるほどという感じはする。

逆に多数派は公衆衛生思想を許容するからワクチン容認的で、ツイッターのおたく層はそういう意味ではノーマルだということになるというのはまあその通りだなと思った。

正直、ツイッターの投稿を読んでると、基本的におたく層は常識人が多いと思う。フェミニストやいわゆるアンティファは常識を嫌う感じがかなり強い。だから非常識な行動に走りやすいのかなという気はした。

今回も、コロナが「かかったら必ず死ぬ」病気であればワクチンもそんなに抵抗はなかったと思うが、症状の重さは人それぞれで、後遺症が厄介だという割と対応が難しい病気であるので、一律に行動制限やワクチン接種を強制されることには抵抗のある人はいただろうなとは思う。もちろん政治的な理由はなくただ嫌だからやらない、という人も多かったとは思うし、特に行動制限に関しては経済重視派からの反発が大きかったが、逆に言えば資本主義経済というのは異動の自由があって初めて成り立つものなのだなということがはっきりさせることになったし、また移動せずに経済活動がある程度行われるリモート技術が飛躍的に発展・普及したことも資本主義が自らの限界を乗り越えようとする機会になった、という捉え方もできるなと思った。

コロナやワクチンに関する総括はこれからも出てくると思うが、逆にパンデミックの時期を過ぎると当時何が問題になっていたかということも人は忘れてしまうので、記録していくこともまた大事だろうとは思った。


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