石破茂氏が自民党新総裁に:極「中道」指向と地方活性化への期待、経済・財政政策はどうなるか

Posted at 24/09/28

9月28日(土)曇り

昨日のブログ(note)は書き上げた時にはよく書けたと満足感があり、また短い間に15もいいねをもらって嬉しいと思っていたのだが、後で内容をもう一度確認すると事実が間違っていたところが見つかり、すぐには直せないので下書き段階に戻すことにした。いつも短時間で書いているので確認が疎かになるし、上手く書けたと思ってしまうとすぐ更新してしまうので、時々こういうことがある。全体の趣旨としては自分の言いたいことが書けているので、訂正して再公開したいと思っています。申し訳ありませんでした。よろしくお願いします。

昨日は自民党総裁選があり、混沌とした状況の中で高市早苗氏と石破茂氏が決選投票に残り、双方が最後の演説をして決選投票が行われたが、結果としては石破茂氏が当選し、次の総裁、おそらくは総理大臣になることになった。

正直言って石破氏だけは困るなと思っていたこともあり、彼の政策的な主張もよくわからないので今後の政権運営もちょっと予想できないのだが、最後の演説で「貧しくても幸せだった頃の日本に戻ろう」みたいなことを言っていたので、今のところは経済成長政策に対しては期待ができない感じだなとは思う。経済成長政策を主張する高市氏の優勢が伝えられていたせいかここ数日日経平均は上昇していたのが、石破氏の当選が伝えられた途端に日経先物が暴落し、円高も急速に進んだのは、市場の失望の現れではあるだろう。

高市氏の演説は感動的だとは思ったが、1回目の投票で首位を取ったことに感激してしまっていてその分力強さに欠ける感じがしたなあと後で思った。もちろん派閥(解消したはずだが)の駆け引きもあったとは思うし、「高市さんだから」外せという動きが、それは右寄りだからか女性だからか、あったのだろうと思うのだけど、だからと言って石破さんになってしまうというのは政権を奪還するためには社会党の首相でも構わないという「自社さ」連立を思い出させる部分があった。

立憲民主党でも一番中道よりの野田佳彦氏が代表になり、自由民主党も一番中道寄りの石破氏が総裁になったことで、まさに<極「中道」>であるという批評がネットにあったが、まあそういうことかなと思う。東浩紀氏のように中道の復活を唱える人にとってはいいかなと思うが、ラジカルな左翼の人たちに逆風であると同時に高市氏の支持層である右寄りの人たちにも逆風になっている、ということはあるのかもしれない。左右分裂が進むアメリカの情勢もこれからどうなっていくのか気になるところだし、極右的行動が目立つロシアやイスラエルがこの後どうしていくのかも気にはなるが、西側世界の中道回帰ということはあるのかもしれない。

しかし日本にとって問題なのは経済政策であって、今までずっと非主流派で冷や飯を食っていた「苦節12年」の石破さんが経済政策をどう舵取りするのかは気になるところである。地方を活性化する、とはいっているが中央、というか経済のメインエンジンが動かなければ全体もうまく回らないのではないかと思うので、その辺りを期待していきたいと思う。また、増税路線だけは厳にやめてもらいたいと思う。

ただ彼は、旧田中派の事務局にいたことがあり、田中角栄の弟子であるところを自認しているところがあるから、地方における公共事業を再度興して地方を活性化させてくれるなら、それもいいかなとは思う。ただその原資を増税に求めることだけはやめてもらいたいとは思う。

小泉新自由主義路線、アベノミクス路線の方向性を岸田首相がだいぶ修正したところはあるが、石破氏がどういう経済政策の舵取りをするかはしっかり見ていかなければならないと思う。

もう少しいろいろ書こうと思ったのだが飛び入りで用事が入ってきたのでとりあえず今日はここまでで。

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