葬送のフリーレンがサンデーに掲載/バングラデシュの政変/イギリスの人種暴動について考えたことなど
Posted at 24/08/07 PermaLink» Tweet
8月7日(水)曇り
昨日は午前中会計の仕事などしてもらい、その間に関係するものを片付ける。11時過ぎに出かけて職場に書類を取りに行き、ガソリンを入れ、ツタヤで「パリピ孔明」18巻を買い、昼食の買い物やお中元の買い物を少ししてクリーニングを取って帰ってきた。午後は月曜日に深夜東京から運転して帰郷した疲れが出たのか、どうも動けずに、作業場を片付けられずにとりあえず頑張って図書館に行って借りている2冊をしばらく読みそうもないので返却した。
職場に出たがいろいろ仕事はあるのだがどうも捗らず、とりあえずなんとか社会保険関係の書類のダウンロードなどしたくらいだった。
今朝は4時15分ごろに起きたが、少しは休めたのか少しは元気になった感じがある。体調のコントロールととりあえず整体でいることを心がけること、ブログの執筆方針をとりあえず今の方向でしばらくやってみること、それから収入を上げるための手段というか努力をさらに重ねてみること、などを考えていた。
昨日の夕方降った雨でまだ庭の植木などが濡れていることもあり、今朝は草取り・草刈りではなく作業場を少し片付けることにし、実家に置いてある書籍や漫画などを作業場に運ぶ。それからセブンまで車を走らせて駐車場に入れると、巨大なトレーラーが止まっていた少し盛り上がった。店内でサンデーを買おうとしたら久しぶりに「葬送のフリーレン」が掲載されていて嬉しかった。今回はラントとユーベルが囚われていた牢獄の塔から脱出するくだり。次回掲載は8月28日とのこと。3週間後。久々にフリーレン一行が登場するようだ。マガジンの方は考えないで買ったが、「不滅のあなたへ」が掲載されていなかった。単行本は買わずに連載で読んでる作品はいくつかあるからまあいいのだけど。
店外に出ると巨大なトレーラーの横に「トレーラー先導車」と横に書かれたライトバンがやってきて、トレーラーの運転手たちと何やら打ち合わせをしていた。普通に国道を走るのも大変そうな巨大さなので、いく先を確認しながら動いているのだろう。それにしても巨大な機械、車というものは「男の人って、こういうのが好きなんでしょ?」みたいな男子心をそそるものがある。「OnePiece」でも巨大ロボが出てくるとルフィ、ウソップ、チョッパーが目を輝かせているけれども、そんな感じである。
昨日書いたバングラデシュの政変についての篠田英朗さんの分析、なるほどと思ったのでとりあえずリンクを貼っておきます。
https://agora-web.jp/archives/240806092953.html
イギリスの人種暴動、ルワンダ移民2世の少年が少女たちを殺した事件から意図的な誤情報が流されて反移民団体と反ファシズム団体が衝突するなど、各地で暴動が起こったようだ。racial riotということだが、このことについて少し調べたことを書こうと思っていたのだが、今朝は時間がなくなってしまったのでまたの機会にしたいと思う。
一つ考えたのは、日本における人種暴動の典型的な例は関東大震災直後の自警団による朝鮮人虐殺だっただろうと思う。関東大震災の直後には社会主義者の大杉栄と伊藤野枝が憲兵大尉の甘粕正彦率いる部隊に虐殺された、いわゆる甘粕事件というのがあったが、これは甘粕らは逮捕されて懲役10年の刑を受けている。
自警団は当時は治安維持のために自治的に組織されたものを警察の補助的なものとして活動していたが、結局このような危機的な状況においては自制が効かなくなりがちであり、虐殺等の問題が報告されるにつれ警察の統制下に置く戒厳司令官の命令が出され、治安維持に自警団でなく警察が主体的に動く形で治安維持法が制定されることにつながったという。
治安維持法は一般に普通選挙法との関わりで社会主義者を弾圧するために制定されたと言われることが多いが、関東大震災の反省にたっての立法であったという面ももっと強調されて良いように思った。
もちろん朝鮮人虐殺に関しては自警団だけでなく政府ないし警察の当初の通達やそれを伝えたメディア、戒厳令下の治安維持当局当局それぞれに問題はあるし、問題を自警団のせいにしすぎだという指摘もあるようだが、自警団は当局の統制が及びにくいという点で、危機的状況において不確定要素として排除したいという感じはわかる。また戦争責任の置いてメディアの責任が看過されがちであるのと同様、この時においてもメディアの責任はかなり大きいと思うのだが、その辺は実態を解明し評価すべき点はまだこれからの部分もあるようには思う。
イギリスの人種暴動においても根本的に移民をめぐる問題があり、これは現代日本にも共通するが、人口減で労働力を必要とするヨーロッパ社会ないし企業、それを背景にした左派グローバル・ボーダレス思想のリベラルな方向性と、生活習慣の違いや治安問題における保守的な人々との対立、また雇用をめぐる労働者層ばんのの対立という問題が根底にあるわけで、それを捨象して「レイシストは悪」とのみ論じるのは問題の核心を避ける議論になってしまうだろう。
イタリアのメローニ首相がフランスのCFAフランの政策を批判している動画があるが、これは確かに本質をつくものだと思った。
CFAフランとは旧フランス領西アフリカ諸国や中央アフリカ諸国で発行されている共通通貨で、フランスはそれを発行し運用して利益を上げているのだが、これらの国々の外貨準備高の50%をフランスの国庫に預けなければいけないという規定があるそうだ。この動画でメローニが指摘しているのは、最貧国であるブルキナファソで子供たちが金鉱で働かされ、この金の売却代金である外貨がフランスに搾取されている、という事実に対する批判であって、このような植民地主義的な支配を終わらせ、これらの国々が経済的に自立できるようにするべきで、これらの国々から人々をヨーロッパに移動させることを目的にすべきではない、ということである。これは大変真っ当な主張であると思う。
先進国の労働力不足の問題はそれはそれで深刻だが、各国の政府ができることをしていないという面も確かにある。それよりはアフリカなどの諸国が自律的な発展をできるようにして、彼らが難民や移民として海外に出かけなければならない状況を作らないようにするべきだ、というのは正論だと思う。
イギリスの人種暴動の問題も大きく言えば帝国主義時代の政策の残滓ということはあるわけで、解決していくべき問題はまだあるだろうし、より開発途上国側の利益に立つ形での問題解決を進めるという原則は失うべきではないと改めて思った。
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