アサクリの制作会社UBIが弥助問題についてコメント/アイデンティティ政治は終わらない/ハリス候補と米大統領選でのアイデンティティ戦争

Posted at 24/07/24

7月24日(水)曇り

今朝は起きたら4時でまだ暗かったのだが、外に出ると月が滲んでいて、曇っているのだなあと思った。天気の予想は曇り時々雨、最高気温は28度とのこと。少しは暑さは落ち着くか。最低気温は22.9度で寝ている時は寝苦しかったけど、放射冷却が弱かったということだから天気は良くないということなのだなと思う。東京の最低気温は27.3度だから、この辺りが長野県との違いだなと思う。そういう意味ではありがたい。

https://x.com/UBISOFT_JAPAN/status/1815674629643719061

https://x.com/assassinscreed/status/1815674592444187116

弥助問題については昨日「アサシンクリード」を制作しているフランスのゲーム会社UBIからコメントが出て、今朝のタイムラインを見ていてもだいぶ落ち着いてきたかなという感じがする。ロックリー氏の曖昧な著作と動画での史実とフィクションの混同がきっかけとはいえ「アサシンクリード」による弥助英雄論の拡散は大きな影響力を持っていたわけだから、UBIがきちんと「弥助のキャラはフィクションでありこのような黒人侍は実在しなかった、話の全体もファンタジーである」と表明してもらえれば情勢はだいぶ落ち着くのではないかと思う。そういう意味でこの話の主導権は向こう側にあるわけだけど、このような表明をせざるを得なくなったこと自体、日本のネットでこの話題がだいぶ盛り上がり、日本人の多くが怒っているという事実が伝わったことは大きかっただろう。そういう意味で歴史の改変を含む理不尽な表現に対してはこれからもきちんと言いたいことを表現していくことは重要だと思った。

そしてもう一つは、アイデンティティ政治はまだ終わっていないということ。今回の弥助問題は「黒人の英雄を仕立て上げることで黒人に勇気を与える」というアイデンティティ政治が歪んだ形で表現されたため日本の国益や日本人のナショナルアイデンティティの逆鱗に触れたわけだが、我々としては一層日本の歴史を大事にしていくとともに、「日本の歴史を大事にする」「国民の正常で健康なナショナリズムの育成に寄与する」日本史家を応援していくこともまた重要だということが言えるだろう。

今回で明らかになったように、というか別のnoteでも書いたが日本人のアイデンティティにとって日本史というものが大変重要なものである以上、グローバルエリート的な日本史の軽視や国際共産主義的な方向の亡霊による日本史の貶めみたいなものが歴史研究者にいたということは銘記すべきことで、国民が税金を払う気になる人文研究、歴史研究というものをしっかり積み上げていってもらいたいと思う。特に今後は今回のようにアイデンティティ政治に侵食された研究者による歴史の改変などが行われていく可能性は大いにあるので、そういうものに対しても注視していく必要があると改めて思った。日本国民の権利は不断の努力によって守られるのであるから。

また一方で今回話題になったようにDEI(多様性、公正性、包括性)のような企業を動かす形でのポリティカルコレクト運動が不健康な形で拡大していることについては注視していかなければいけない。すでに日本では日本史研究者が健全な批判ツイートの揚げ足を取られてキャンセルカルチャーにさらされ、一時はテニュアを失うという重大な事案があった。オープンレターのような吊し上げの手法がアイデンティティ政治の側にとられたことによって、今回は騒動の発端のロックリー氏に対して日大に解雇を求める署名運動が起こっているようだが、今後はこういう応酬がさらに激しくなることは十分に予想される。こうした行きすぎたポリコレというものが現代の日本人によって拒絶されたことは大変喜ばしいことだと思うが、反対勢力の側もある程度適当なところで矛を収める姿勢もあっていいと思うけれども、矛を収めさせるに足る仲裁者のような存在が現在の日本に不在であることは、また日本にとっていいことではないようには思う。

いずれにしても、こうした戦いは第一ラウンドに過ぎないだろうと思う。日本が日本人の誇れる国であるためのアイデンティティの根源として日本史がある、ということが明らかになったように、日本が今まで積み重ねたきた研究の蓄積もまた日本人の誇りを構成する一部であり、伝統文化や基礎研究の資料などを無頓着に扱う維新政治はその辺りについての自覚がなさすぎる。そういう意味で私は維新は左翼だと見做している部分があるのだが、こうした事件をきっかけにして姿勢を改めて行ってもらえればと思う。

おそらく次のアイデンティティ政治の戦いはアメリカ大統領選であって、貧困白人=ヒルビリー層の出身であるヴァンス氏を副大統領候補に立てたトランプ氏と、バイデン氏を引き摺り下ろして女性・黒人・インド系であり、ユダヤ系のパートナーを持つアイデンティティ政治の申し子のようなカマラ・ハリス氏との対決は、ある意味世界の行方を決するものになる可能性はあるように思う。

気まぐれなトランプ氏の動向が経済に与える影響は大きいのでそれに備えて経済的なビルトインスタビライザーというか安定装置のようなものも考えていく必要はあるけれども、ハリス氏が当選した場合のアイデンティティ政治の激化についても日本は十分備えておく必要はあるだろう。そのためにはアイデンティティ政治やDEIといった西側世界の傾向についてきちんと知識を持っておくことが必要だろう。今回の弥助騒動で相当肝を冷やした人も多かったと思われるので、積極的にその辺りを学び、対抗策を練っていくことは日本が今後も日本であり続けるために、重要なことだと思う。

関連note

https://note.com/kous37/n/n240ef8750984

https://note.com/kous37/n/n40681fa6099c

https://note.com/kous37/n/n49921048da95


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