丸の内彷徨/イオンモール彷徨/「生産が娯楽になるタイプ」はどこにいてもやっていける
Posted at 24/04/23 PermaLink» Tweet
4月23日(火)曇り
昨日は朝東京。少し雨が降っていて、傘をさして緑道公園などを少し散歩。ローソンでジャンプ・スピリッツ・ヤンマガとサンドイッチを買って家に戻る。何をやるかということを考えながらブログを書いたりしていたのだが、いろいろ考えて早めに家を出て実家に戻ることにし、丸の内の丸善と甲府のイオンモールに立ち寄って帰ることにした。
お昼頃に出るつもりだったのだがいろいろやっていたら少し遅くなり、駐車場で荷物を乗せて駐車料金を入れようとしたら千円札がなく、近くの郵便局のATMに行って2000円だけ下ろす。こういうところが抜けているなといつも思うのだけど。精算時間を今見たら12時55分だった。道はそんなに混んでなくて普通に丸の内に着いたのだが駐車場が満車。他の駐車場の場所を確かめてなかったので困ってしまい、探しながら動いてステーションホテルの駐車場に入ってしまい、かなり高かったので困ったなと思って出ることにしたら精算機で0円と表示されたので助かった。やはり商業ビルの駐車場とホテルの駐車場では料金が違うのだなと思う。丸ビルの駐車場を探したが見つからず、向かいの丸の内仲通りビルに駐車場の表示があったので入った。入庫時間は13時37分だから丸の内でかなり時間を使ってしまった。
とりあえず車を止められてやれやれと思い、丸善まで歩いたが結構遠い。帰りに見ると新丸ビルのところにも入れそうな駐車場があったので次回はそこを使ってみようと思った。丸善ではさっと本を見て、とりあえず昼食ということで3階のカフェでハヤシソースのスパゲティを頼んだが、これが当たりだった。本家のハヤシライスよりこちらの方が私は好きかもしれない。窓際の席でちょっとまったりし、その後本を見たり文房具を見たりして店を出、地下のファミマでコーヒーと水を買って駐車場に戻る。精算したら1200円になってタイムスタンプを見てみると1時間を8分だけオーバーしていた。使ったお金よりも駐車場代の方が高くなってしまったが、まあ授業料ということにしておこう。
駐車場を出て首都高の神田橋の入り口に向かうがどういうわけだか間違えてしまい、入り口がわからなくなった。ナビが新しい経路を示したので従って行ってみると、すでに廃止された江戸橋インターに導かれてしまい、また日本橋大手町周辺をぐるぐる回ることになってしまったが、もうナビを信用しないで永代通りに戻って大手町交差点を右折し、ようやく神田橋で乗ることができた。今考えると、「大手町駅前交差点」と「大手町交差点」を間違えたのだと思う。都会には色々な罠がある。
結局首都高に乗れたのは3時過ぎになってしまったので混むと嫌だなと思ったのだが、思ったよりは順調に流れた。神田橋で乗れば三宅坂ジャンクションはすぐなので都心環状線はほぼ渋滞なし、4号新宿線は例によって幡ヶ谷の山手トンネルからのルートとの合流点が左車線は混んでいたが、右車線をいったのでほぼ引っ掛からず。ゆっくりの車が多かったから少し時間はかかったが、渋滞なしで石川PAまで行くことができた。
石川ではラーメンを食べることが慣例になっていたがイオンモールが目的にあるのでそれはやめてトイレ休憩だけにし、あとは境川PAでもう一度トイレに行って甲府昭和インターで降りる。あとはナビに従ってイオンモールまで行ったが、案外遠かった。駐車場の入り口がわからず変な駐車場に止めてしまったが、返って台数が少ないところで出入りは楽だった。
目的は書店とスーパーだが、書店が中の案内を見ても見つからず、一度外に出てGoogleマップで見学したら近くの違う場所が表示されたので行ってみたがない。もう一度表示を見るとイオンモール3階とあってええっと思って行ってみた。結局、案内表示で表示されているのが全体ではなく一部だけだということがわかり、まあ初めてくる人にはあまり親切ではないなと思った。
位置の関係で先にスーパーで買い物をすることにし、けっこう品があるなと思ったけれども、初めてのスーパーというのは勝手がわからないことが多くて少し探すのに苦労はした。レシートを見ると精算時間が5時40分になっていた。車に買い物を置いて3階へ。
未来屋書店はまあどうだろう、都心の大きな書店ほどではないが一般的なものは結構あり、諏訪の書店よりは本はあるなと思った。ただマンガに関してはみたところ、諏訪の蔦屋の方が多いのではないかと思った。「葬送のフリーレン」は最新巻はあったがそれ以前のものを見つけることができなかった。そのあと3階を少し歩いたらアニメイトがあり、そこにはフリーレンが揃っていたのでまあ買えないことはないなとは思ったのだけど。
イオンモールを出たときにはもう暗くなり始めていたが、あとはナビでインターに戻る。途中、地元よりは安いガソリンスタンドがあったので給油したが、思ったよりはかかってしまった。ただ、いま地元に169円の所はないと思うので少しは安かっただろうか。割合順調に走れて、途中PAによることもなく、8時前には実家に帰着した。
こうして書いてみると昨日はあちこちでずっと道に迷った日だったが、まあ迷うのも観光の一環みたいな感じだなとは思う。その時はけっこう心の中でぶつぶついっていたけど、まあ娯楽の範囲内だったかなとは思った。
***
くまきちさんの「田舎が苦にならない人間は「生産を娯楽にするタイプ」が多い」というツイートを読んで、そのことについてずっと考えていたのだけど、考えれば考えるほどその通りだなと思うのだが、生産が娯楽になるタイプの人というのは田舎でなくても、都会でも海外でもどこでもやっていけるなと思った。料理が好きとか部屋を整えるのが好きとか建築会社に勤めているのに休みの日にも家で何か作ってる人とか、そういう人というのはいるわけで、材料さえ手に入ればどこででも楽しめる。作家の人とかも、手慰みの文章を描く人が多いけれども、そういう人は田舎暮らしとかを材料に書いていたりするわけで、むしろ必要以上の情報を遮断するために田舎に住んでいるという感じはあるだろう。もっとも今はネットがあるからジャンクでよければ情報は大体どこにいてもいくらでも入ってくるわけだけど。
消費を娯楽として楽しむ、というのは基本的に都会的な生活様式であって、それはそれで楽しいのは確かだが、都会はスクラップアンドビルドが激しいので楽しめた場所がいつの間にか無くなってしまうということも多い。消費的な楽しみというのは向こうが提供してくれるものを楽しむわけだから受け取る側の選択肢はそんなに多くなく、元気のいい時は新しい楽しい場所を探すこと自体が楽しみになるけれども、元気がないときは気に入った場所が無くなったり行ってみたら嫌な客がいたりするような些細なことでダメージを受けるし、新しい場所を探すといってもそういうものにもトレンド=流行があって「一時期流行ったようなカフェ」というのがどんどんなくなり全部スタバみたいになっていく傾向もあって、スタバみたいなところが落ち着かないこちらとしてはなかなか辛い感じであったりもする。
こういうのは「お洒落な書店」などにも感じることで、自分が求めているものと違うものがプッシュされていると特にいく必要はないかなと思ってしまう。それならば自分の蔵書を充実させて家で本を読んでいる方がいい、みたいになっていくなあと思う。
自分はどちらかというと消費を娯楽、息抜きにしようとしすぎていた傾向があったなと考えながら思ったのだけど、多分それは元々の性向というだけでなく都会人を気取ること自体が楽しかったからということもあるような気はする。
いずれにしても消費だけでは生活できないので生産行為は必要なのだけど、どうせなら全体的に楽しむ方向へそういうものも持っていけるといいなとは思った。
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