3月3日と桜田門外の変/ID管理とメモアプリ/正倉院と皇室と日本の文化と「変わらないよさ・変えないよさ」

Posted at 24/03/03

3月3日(日)晴れ

今日は冷え込んでいる。今までの最低気温がマイナス6.2度。昨日の朝は予想ほど冷え込まなかったけど、今朝はかなり寒い。上巳の節句(桃の節句)にこの冷え込みは、桜田門外の変を思い出す。薩摩出身で日本近代警察の基礎を作った川路利良を描いた「だんドーン」も、今ちょうど桜田門外の変をやっていて、時期を合わせたのだなと思う。当時は当然旧暦だから新暦では3月24日、3週間日付はずれるわけだけど、いずれにしてもこの季節に江戸で雪が降るというのは話ができすぎているなあとは思う。もちろん川路が関わった史実はないわけだが、井伊直弼の密偵だった村山たかとの攻防の一場面として、この場面にも登場している。二人の間には二重密偵の犬丸という存在(架空)があり、見せしめのために殺された彼がこの場面のキャスチングボートを握っていたという展開が面白かった。

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今朝は4時過ぎに起きたがいろいろと思い出して探し物とかをしていたから、外気温マイナス6度というのはいくら室内とはいえ少し寒かった。車を走らせてセブンでカフェラテだけ買って帰ってきて、風呂に入って少し暖まった。

昨日はブログを書き上げるのが少し遅くなり、保険料が見落としという連絡の葉書が来たものの口座に入金に行って、そのあと別の銀行で記帳したりお金をおろしたり。セブンイレブンに行ってモバイルSuicaに入金し、西友へ行ってお昼を買って帰った。

午後はいろいろ仕事を片付けたが、アクセスが億劫になっていたサイトのIDとパスワードを探したり。こういうものの整理があまり良くないなといつも思う。情報を置いておこうと思っていたメモアプリがかなり使いにくくなってきたので、対策をまた考えないとと思っている。

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夜はブラタモリの正倉院の回を見たが、これはかなり面白かった。「全てを保存する」というのがとても日本的だなと思う。倉庫の中の塵芥から侵入してきたテンのミイラまで保存されている。塵芥からは今でも新しい発見があるそうで、完全な整理にはあと150年かかるのだという。氏姓制度も律令制度も御成敗式目も武家諸法度も明治維新までは保存してきた。変わらないもの、変えないことの大事さみたいなもの。今でも土地の裁判などの時は江戸時代の証文が出てきたりする。「変わらないよさ・変えないよさ」は、これからも大事にしていかないといけないと思う。

https://www.nhk.jp/p/buratamori/ts/D8K46WY9MZ/episode/te/K8WJP1Z6VG/

正倉院には「勅封」が施してあるので、天皇の許可がなければ開けることができなかったと。現在では宝物は耐火性の西宝庫に収められていて、現在でも開封の時には勅使が派遣されて初めて勅封が解かれるのだという。

こうなっているのは正倉院が文化庁ではなく宮内庁の管理下にあるからで、収められている宝物は全て「国宝」には指定されていないというのも面白かったが、つまりは「御物(ぎょぶつ)」だから国宝よりももっと格上だということなのだろう。

また正倉院の高床が2.7メートルあるというのは驚いた。床下でコンサートでも開けそうだ。全体にすごく歴史の重みというものを感じるし、明治維新の際に日本がどれだけの文化を持っているか、ということについて西欧列強に対して主張し、また国民の文化的プライドを涵養するためにかなり大きく役に立っただろう。これらのことについては福澤諭吉が「帝室論」で論じていたわけだが、まさに日本最大級の宝は皇室の御物であった、というのは改めて皇室の存在の偉大さを思わずにはいられないものだなと思う。


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