自動車購入の常識の変化/ジャンププラス「ヒトナー」視点の逆転の面白さとケモナー要素/「セクシー田中さん」日本テレビがようやく謝罪:なぜ時間がかかったのか

Posted at 24/02/16

2月16日(金)晴れ

昨日はだいぶ気温が上がったと思ったら、雨が降ってきて、だいぶ雪が溶けた。夜寝る前の気温が10度以上あったのでこれは暖かいなと思ったのだが、今朝気温を見てみたら1度くらいまで下がっていた。今の気温は0.6度。春は夜のうちに冬に戻っていたけれども、気温だけでないなんとなくの暖かさは残っている。ただ、車のフロントガラスは霜はついていなかったけれども少しワイパーを動かすと凍りついてることはわかって、やはり気温は下がったのだなと思う。

昨日は午前中にディーラーに半年点検に車を持って行き、その間に読もうと思って本を持っていったのだが、だいぶ長い間乗っていることもあって、担当の人に熱心に新車を勧められた。すぐには無理だが考えていないこともないのでいろいろ話を聞いて勉強になったのだが、最近は本当に車の価格自体が上がっている。ローンとかリースとかいろいろな手段での買い方も説明してもらえたし、それぞれのメリット・デメリットもわかった。バンパーの交換なども、数年前には数万でできたのが今では10万は超えてくるというし、ちょっと昔の感覚では対応できないことが多いのだと思った。

今乗っている車は父が生きていた時に一年型落ちの車を勧められて少し安く買っているようなのだが、いまだと納期が長くなっているのでそういう車はむしろ即納車ということでプレミアがついてしまうのだという。まあそういうことをいろいろ質問できたので自分の中でも認識を新たにできた部分があり、勉強になった。

新しい車はいろいろ機能が付いているということはあるのだが、なんというか感覚的に余計なものがついているという感じがあって、あまり食指が伸びない。買うにしてもなるべくシンプルな設定の車を探せると良いなとは思っている。

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昨日はタイムラインでジャンププラスの「ヒトナー」が話題になっていたので私も読んでみたのだが、面白かった。

https://shonenjumpplus.com/episode/8603475606570879923

私が読んだ感想としては、久しぶりの本格的なSF作品という感じなのだけど、タイムラインの多くは「ケモナー」を逆転させた発想、というところにポイントを置いた、フェティシズム的な評価が多かった感じがする。実際のところ、SF作品の面白さというのは、我々が持っている常識を違うところから見てみたらどうなるか、この世界がどう見えるかというのを明らかにするところにあって、「猿の惑星」の最後のシーンなどがその典型なわけである。獣が人のように進化した世界から人間はどのように見えるか。人類も滅ぶような永遠の時間を超えて、なぜ人は「同じ進化した生物」の住む惑星を訪ねようとするのか。そうした久しぶりな感じのSF的リリシズムもまた、この作品の根底には感じられる。ブラッドベリ的と言えば良いのだろうか。

こういう視点の逆転というのは一つマンガ作品にも多い点であって、諸星大二郎さんの以前の作品にはこういうものが多かった。諸星さんの初期はSF作品が多いが、民族学領域の作品も多く、特に「マッドメン」はニューギニア先住民の視点から現代文明はどう評価されるか、というようなところが読んでいてワクワクするところがあった。そういう意味で、ジャンプSFの正統的な後継者が現れた、ということかもしれないなと思ったりもする。

ケモナーという観点から言えば、「僕のヒーローアカデミア」は考えてみたらかなり動物から発想された「個性」があるわけで、ある種のケモナー作品とも言えるのだ、ということを堀越耕平さんがこの作品をRTしているのを見た時考えていてようやく気づいた。そういう趣味の方々は最初からわかっていたことだとは思うのだが、私はそういう見方は全くしてなかったのでかなり新鮮な発見だった。

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「セクシー田中さん」の問題、ようやく日本テレビが謝罪コメントを発表。「小学館 にもご協力いただき、新たに外部有識者の方々にも協力を依頼した上、ドラマ制作部門から独立した 社内特別調査チームを設置することにいたしました。」とのこと。

https://www.ntv.co.jp/info/pressrelease/docs/20240215.pdf

「早急に調査を進め、真摯に検証し、全ての原作者、脚本家、番組制作者等の皆様が、より一層安心して制作に臨める体制の構築に努めてまいります。」とあるのでどのくらいの調査・報告が行われるかはしっかり見て行ければ良いなと思う。

https://www.oricon.co.jp/news/2314639/full/?utm_source=Twitter

記事としてはこういうものが出ている。これについて、さまざまな意見がすでにツイッター上などでは出されているけれども、ようやくやるべきこと=謝罪をやったということは一区切りだとは思うが、1月29日に芦原さんの死が報じられて、2月15日にこの発表というのは、対応が早いとは言えないだろう。世論の見極めと社内調整が大変だったのだとは思うが、メディアは他には厳しいが自分には甘いとよく言われるわけで、マスゴミという言葉を返上できるように、「なぜこんなに謝罪に時間がかかったのか」も含めて、しっかり検証して再発防止を徹底していただければと思う。

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