20年前の株取引/「普通」とか「中庸」とかいうことの思想化について
Posted at 24/02/21 PermaLink» Tweet
2月21日(水)小雨
今朝も暖かい。昨日は寝たのが少し遅くなったせいもあり、起きたら5時半を回っていた。お金をくずす必要があったのとマガジンとサンデーを買いにセブンまで車を走らせたが、コートは必要ないなと思ってジャケットを着て出かけた。長野県で2月の朝にジャケットで出かけるというのはどちらかというと異常気象だろうとは思う。先日ユニクロで買ったセーターがかなり暖かいから、ということもあるかもしれないのだけど。
昨日は午前中は東京でやってきたことの整理とかに時間がかかり、クリーニングや銀行や買い物の用事に出かけて帰ってきたら12時半くらいになっていた。東京から持ってきた投資関係の書類を整理し読み込んでノートにつけていたのだが、2007年ごろ前では追いかけられたのだけどその後の記録がなく、どこかで投資信託など手放しているはずなのだが、その時期はよくわからなかった。
2003年ごろそれなりに取引はしていたのだがまだ取引方針が自分の中でできてなくて、短期売買とかを試みて結局手数料に負けている感じになっていた。オンライン証券会社で手数料なしで取引できるようになってからはそういうのはもうわからなくなってるとは思うのだが、よく知らない名前の証券会社を信用していいのかとか、そういうレベルから初心者だったなあと思う。
あと買ってみた会社は割と渋めのところが多く、もしずっと持っていたら一番利益が上がったかなと思ったのは「クラリオン」と「日立ハイテクノロジーズ」なのだが、この辺はすでにもっと大きな会社の100%子会社になって上場廃止になっていて、経済界の動きも当時とはかなり変わっているのだなと思う。色々勉強になる。
***
「普通」とか「中庸」ということについて考えているのだけど、どういう人たちなのかといえば、ヤクザなどの反社会勢力でもなく運動家でもなく、極端な富裕層でもなく、労働年齢では職業を持ち、給与所得か事業所得か年金などで暮らしていて、適当に人付き合いもあり、ある程度は社会参加し、みたいな感じだろうか。年齢が高いほどテレビを見て低い方ではYouTubeを見て、学歴的には高卒か専門か大卒、みたいな感じかな。家庭を持っている人が多いが単身世帯も多く、ひとり親世帯や再婚世帯もそれなりにある。うまく行ってる家庭もあればあまりうまく行ってない家庭もある。どこからどこまでが普通でどこからが普通でなくなるのかはなかなか難しい。
普通というのは家庭環境というよりは社会階層の考え方かなと思う。ハイソサエティに属する人たちは自分たちは普通だとは思っていないだろうし、下層的な抜け出せないムラ意識的なものが共有されている人たちもあって、その中でも自分たちは普通だと思っている人たちと抜け出して「もっと普通」になれる場所に行きたいと思っている人たちもいるだろう。マイノリティ集団にいると自分たちは「普通ではない」という意識が強くなると思うが、違和感はないわけでなくても「普通の人たち」がマイノリティを包摂している場合もあるし、対立している場合もあるだろう。
普通の人たちの利害調整をするのがある意味政治の役割だけど、給与水準や経済状況そのものを活性化させることは普通の人たちの生活力に直結する問題なのでそこは振興していかなければいけない。当然ながら戦争に巻き込まれることは避け、避けられない災害には備えるのも、基本は普通の人たちを守り、普通の人たちの協力のもとで行われることだろう。
マイノリティを普通の人たちが包摂していくということは、人権という立場から考えれば必要なことだが、普通の人たちが余力がない時には実際問題難しくなるし、マイノリティの側が敵対的だったりすると当然ながらそこに軋轢が起こる。そこの利害調整もまた政治の役割のはずだが、人権に偏りすぎると普通の人たちの生活が損なわれていく場合もあるから、一つのイデオロギーに凝り固まらないことが大事なのだろうと思う。まあそれが中庸ということだろうか。
そういうものを守ろうというのが、特に日本における保守意識の中心だと思うのだけど、その辺りの思想化がまだ人権思想と拮抗するところまでは進められていないというのが普通の人たちにとってのピンチかもしれないという気はする。
今のところちょっと考えの素描でしかないのだけど、メモ程度に。
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