復興をめぐって/地元の同人イベ/能登地震の伝統建築被害の甚大さ/フランクフルト学派/「性転換」は不可能
Posted at 24/01/11 PermaLink» Tweet
1月11日(木)曇り
今朝の最低気温は今の所マイナス2.9度。そんなにすごく寒いわけではないのだが、寝る時に電気毛布のスイッチを入れたままにしたせいか眠りが浅かった感じがする。4時過ぎに目が覚めたが、二度寝するような時間でもないので起きて入浴したが、やはりこの時期の湯温は下がっていて(温泉を外のタンクに貯めるシステムなので)割とゆっくり目に入ることになる。
昨日は午前中に会計の仕事をやってもらいながら母を歯医者に連れて行き、会計事務所によって書類をもらってくるなどなんだかばたばた。今日も会計の仕事をやってもらいつつ自分は松本に出かける用事がある。
最近はネットを読んで時間を潰してしまうことが多いのだが、それは能登の復興について不要論を唱える人達がいるからで、そんな馬鹿げたことを本気で言うのかと思いながら読んではいるのだが、当たり前だが現時点で政府から復興のメッセージが出ているわけではなく、県知事もまだそこまでは対応できないだろうから、政府機関側からのメッセージがない中で議論らしきものが一人歩きしていて気持ち悪い。
能登は今でも地域社会がちゃんと機能し、自主的に避難したり融通をつけあったりしながら地域を維持しているところなわけだが、半島地形で道路状況が悪く、港湾も隆起して使えない状態になっていたり、ヘリポートになりそうな中学校校庭が地割れで使えなくなっていたりするなど、一斉大型の救助などには向いていないところなので支援が遅れているように見えがちで、左翼側からはそう言う状況に対する無知からくる非難や都市生活者の側から復興に関するそうした議論が出てくるなど、どうも震災そのものよりも日本を守ろうとする気持ちが感じられないことで嫌になることが多い。これは東日本大震災の時も感じたが、あの時は民主党政権だったので自民党も政争を避けようという考え方があった。今は細かいところで政府の足を引っ張ろうと言う策動が強くて、特に個人的に知っているFacebookでそのようなことを言う人が多くて嫌だなと思っている。
こうしたリストラ切り捨て思考を今主に推進しているのが維新なわけだけれども、維新のもたらしたガンというか、維新自体がリストラ切り捨て思考の申し子なわけだけれども、いつの頃からか「組織をシェイプアップして組織を再強化」という目的自体が見失われて切り捨て自体が自己目的化しつつあり、自分が損しなことをまるで正義であるかのように得々と語る人が多すぎて本当にどうにかしてほしいと思う。
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地元紙を読んでいて、連中中の7日に上諏訪駅前で同人イベントがあったことを知った。小規模ではあったようだが、こういう企画は全然知らなかったので、知っていたら覗きに行ったのにとは思った。次回は事前に情報が入ると良いのだが。主催の方を検索してみると元コミケスタッフで中小イベントを多数開催している人のようだが毀誉褒貶もある。ただ地方ではこう言うイベントは希少なので、定着してくれると良いなとは思う。
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東日本大震災は同じ場所で起こった地震としては平安時代初期の貞観大地震(869年)以来の大地震だったわけだけど、今度の能登半島地震は同じ場所では3000年ぶり、つまり有史以来の大地震の可能性があるのか。3000年前はもちろん縄文時代。中国では西周の時代、インドではアーリア人が到来した頃。そのころ以来の地震、津波であったということらしい。
何を言いたいかというと、能登には伝統的な建築、歴史的にも貴重な古い建築がかなり残っているのだけど、どうやら壊滅的な被害を受けたらしいということである。私も怖くてまだちゃんと調べてないが、地震に強いと言われる伝統建築も、有史以来の地震ということになると流石に持たないのだなと思ったり。考えてみれば地盤が2メートルも動いてしまうような地震で、断層の地割れの上に建っていたとしたら伝統建築は地下に杭を打っているわけではないので間違いなく崩壊してしまうだろう。耐震基準なども見直す必要が出てきそうだし、そもそも建築の考え方を変える必要も出てくる可能性もあるような気がする。まだまだ救助さえ、復興さえ全然先が見えないような状態だが、課題もまた大きいだろうなと思う。
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フェミニズムやジェンダー論、LGBT思想などに関して、フランシスコ教皇が批判していたが、こうしたものの由来は「フランクフルト学派」にある、という議論を読んで少し調べたら、右派の陰謀論としてポリコレやフェミニズムなどを「文化的マルクス主義」と呼び、それを招来したのがフランクフルト学派だという考え方があるらしく、Wikipediaで少し調べてみたが、いろいろそんな単純なものでもなさそうだけど自分はこの辺りのことについて知らないなと思ったので中公新書の「フランクフルト学派」をポチってみた。少しは理解できると良いのだが。
最近いろいろ考えていて、自分の中にある「いわゆる思想」を少し見直したほうが良いと思い、どれもそんなに深くはないのだが、「仏教」については「ブッダという男」を読むことでだいぶ相対化された感じがある。今日本で行われているものはともかく、もともと仏教は「インドという遠い国の遠い昔の教え」だということがよくわかった。これはフランス革命について研究して、「フランスという別の国の昔に起こった事件」だということがわかった、というのと似ている。
もう一つ自分の中に残っているのはマルクス主義だという感じはあり、特に東側のソ連型のレーニン主義・スターリニズム的な思想は大体相対化されたような気はするが、西欧のマルクス主義はまだ相対化しきれていないところがあるなと思う。ポリコレやフェミニズムをもう少し根元から批判するためにも、その辺はもう少し徹底しないといけないということもあるので、「フランクフルト学派」についてはもう少し知らないといけないと思った。
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あとTwitterで読んでいて「その通り!」と手を打ったのが「性転換手術の成功率は0%」という話。
「性転換手術の成功率は0%です」というのは大事なことだ。MtFで子供を産んだ人はゼロだし、FtMで子供を産ませた人もゼロ。性転換手術なんて幻想にすぎないのだから、幻想が生存に必要な人(GID)以外にやるべきではない。実際に行われているのは「性適合手術」という名の整形手術に過ぎないわけだし。
「性転換手術はすべて幻想」という当たり前の事実を私自身すら忘れそうになってたのは本当にヤバいと思う。もちろん正式には「性転換手術」ではなく「性適合手術」なわけだけど、実際には望む性に適合した変化が得られるわけではない。変えられるのは見かけだけであるのに、「見かけを変えることに意義がある」みたいな言説に頷きかけてた。ヤバいなと思う。全部幻想で、幻想だからこそそこに意味を見出す人がいて、そこにつけ込む人たちもいる。現代医学では性転換は不可能なのである。
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