『金融の世界史』を読み始めた/「葬送のフリーレン」最新話まで読了
Posted at 23/10/30 PermaLink» Tweet
10月30日(月)晴れ
東京にいる。4時過ぎに目が覚めたので少し昨日買った金融史の本、『金融の世界史 貨幣・信用・証券の系譜』(悠書館、2012)を読み始めたのだが、面白そうだ。金融について勉強してみると言っても何から手を付けていいかわからないからとりあえず歴史から勉強する、というのが結局何を学ぶにしても自分の方法になってしまっているところがあるのだが、多分今回はこのアプローチはよさそうだ。(うまく行かないこともある)ヨーロッパの国際金融の始まりからイギリス・フランス・ドイツ・ロシア・アメリカの順に説き、新興国としてアルゼンチン・インド・中国・日本と説いた後で20世紀の大恐慌、戦後の諸相、バングラのグラミンバンクに触れるという構成。バランスが取れているという感じがする。
望むらくはイスラム世界の金融についても触れてほしかったが、そこまでは難しいかな。ただオイルマネーや戦争の続く中でイスラム世界がどういう金融体系を持ち経済を回しているのかは割合重要なことだと思う。イスラムは利子を禁止するが抵当はダメだけど質入れはいいとか大学の頃に聞いたことがあるので金融自体はあると思うのだがそれは経済史というよりはイスラム学関係になるのだろうか。どこかでまた調べられるとよいなと思う。
昨日は朝のうちにいろいろやった後特急で帰京。10時半ごろに郷里を出る電車だったので車内で昼食を済ませられるように出発駅でおにぎり弁当のようなものを買って大月あたりを通過中の時に食べた。新宿で乗り換えて東京駅に出て、丸善で本を見て『金融の世界史』を買い、帰宅した。今回の帰宅の目的はクレジットカードが更新されたものが届いているはずなのでそれを郵便局に取りに行くことだったのだが、届いていなかった。午後は出かけようと思っていたのだが休み休みやっているうちに外が暗くなってきて、さてどうしようかと思っていたらピンポン(ドアホン)が鳴って出てみるとクレジットカードが届いた。在宅していてよかった。
結局5時半過ぎに出かけてどうするか考えながら歩いたのだが、都心に出るのはやめて地元のOKストアで夕食の買い物をした。地元を歩いていると自販機とかはちゃんと100円や110円のものも売っていて、最近郷里ではどれも130円はするようになってきているのに比べると、あまり売れてないらしい商品が安くなっていてちゃんと市場原理が働いているなと思った。郷里で買い物をしていると都心の成城石井とかよりはましだがイオンとかでも結構高くなっていて、買い物をするのが鬱陶しい感じになってきていたのだが、OKストアは相変わらず何でも安くてちょっとうれしくなってしまってつい買い過ぎた。
金曜日から読み始めた「葬送のフリーレン」だが、1巻をKindleで読んだ後2~4巻はツタヤで買って紙で読んだのだが、小さいコマが多くて読みにくく、結局5巻から11巻までKindleで読み、そのあとは「サンデーうぇぶり」で課金して最新話まで読んだ。昨日も書いたけれども少なくとも私にとっては新しいタイプの作品で、「少年サンデー」が生み出した久々のヒット作だというのもうなずける。アニメは8話しか見ていないが、機会が出来たら7話までも見てみたいし今期はあとは録画して見るようにしたいと思う。
目的地に行くために「1級魔法使い」の資格を取らないといけないという話から1級資格試験の話がかなり続いたが、最終的には弟子のフェルンが資格を取ってフリーレンは無資格のまま、というのも面白いなと思う。そのあとは魔族のマハトとの戦いになるが、「魔族が人間との共存を求めて人間を理解しようとすること」が人間の虐殺につながるという話はこういうことの比喩なのかもしれないなと思うものはあるのだけどとりあえずは書かない。ただ、「理解という暴力」というものはあるよなと思うことはあるのだけど、でも究極的には理解というものを超えた共存手段は「より高次の存在による支配」というものしか人間世界でもないわけで、まあパレスチナ情勢などを見てもいろいろ思うところはある。
最新の展開はフリーレンがタイムスリップして80年前のヒンメルたちのパーティに戻ってしまうというところをやっていて、読み始めがそういう変則の事態だというのもアレだなとは思うのだが、それにしても読んでない雑誌の作品を10巻以上大人買いして最新話まで読むというのは久しぶりなことなので、出会えてよかったという感じはある。今回原作はKindleの方が読みやすいなと思ったのだが、画集やカラーイラスト集などがあるようならそういうのは現物で買ってみるのもよいかなとは思った。
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