アートと人間についてとか

Posted at 23/09/06

9月6日(水)曇り

台風が近づいているせいか、空は曇っていて、気温もあまり上がっていない。ただ、最低気温は22.9度でそんなに低いわけではないのだけど、なんとなく空気がひんやりしている。数字には現れないけど、秋はきているということだろう。

昨日は午前中母を病院に連れていき、施設に送り届けたあとツタヤへ行って「氷の城壁」4巻と「恋人以上友人未満」4巻を買った。「氷の城壁」のツタヤ限定の特典カードが欲しかったからだが、発売日に買えなかったので残っているかなと思ったのだが大丈夫だったのでよかった。午後は仕事。時間的に遅くなってしまって一つ仕事を片付け損ねたのがあった。いろいろある。

今朝起きた時に寝床の中でなんとなくいろいろなことを考えていたのだが、次に原稿は何を書こうかとしばらく考えていたのだけど、アイデアが湧いてきた。よく、アイデアは空から降ってくるもの、みたいにいう人がいるが、私の場合は「地から湧いてくる」感じの方があっている感じがする。降ってくることもないことはない気はするが、それはそういうイメージが強かったからそう思うだけで、本当は地から湧いてきてるんじゃないかと今考えていて思った。

アイデアが天から降ってくるとすると、その周辺情報を調べるのは大変で、天体観測でもするのかなと思うけれども、地から湧いてくるののならその大地を調べていけば周辺情報が出てくる感じがする。アイデア探しというのは金鉱探しのようなものなのかもしれないし、地面を調べているうちに隕石が降ってくるのかもしれない。

いずれにしても、今度はアートと人間について書こうと思うのだが、こういうのを前に書いた人ってベンヤミンかなあ、と思って調べてみたらベンヤミンという人は相当変わった人だなと思った。ただクレーの天使の絵を若い頃に入手して、ナチスに追われて山中で自殺した時まで所持していたというのは素敵な話だなと思っていて、ロシアの文盲の老婆が死ぬまでマリア様の小さなイコンに祈り続けたみたいな味わいがある。

ツイッターなどを読んでいるとテレビとかも含めた広義の表現物を全部アートとした場合、物理的に人を生かしたり人を養ったりする経済とか科学は重視するけどアートは取るに足りないもの、みたいな価値観もあって、まあそうではないというか、蔑ろにされがちなアートの価値というものについて、なんか伝統的な「精神的価値」みたいな言葉でない言い方でそれを説明してみたいという気がした。

「心にとって大事なもの」みたいなものを、「精神的価値」と言い換えてしまうとこぼれ落ちてしまうものがあるというか、まあそういうセンシティブな部分のある話でもあるが、教条というものは人を救うものというよりは人を殴るためのものであり、人を殴るための言葉などにあまり頼らない方がいいといえばいいだろうかと思ったり。

近くの図書館で借りられるベンヤミンの著書は何冊かあることは分かったが、まず自分の中で自分の書きたいことを固めてから他のものを読んだ方がいい気がするのでまずは自分の思うことから書いていきたいと思う。


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