「株式会社マジルミエ 第二部」と「ONE PIECE 2年後」の違い

Posted at 23/08/23

8月23日(水)晴れ

昨日は午前中ずっと原稿を書き、午後は少し片付けをして夕方から仕事。月曜日の夜に移動したのが影響したのか、かなり疲れた。夜はうたた寝してしまい、気がついたら1時半ごろ。それからベッドで寝たが、4時に目を覚まして少し横になり、4時半ごろ起きてまた原稿を書いた。気分転換をしながら原稿を書き続け、8時半にはようやく初稿を脱稿したのだが、さてこれから校正と梗概を書くということになる。締め切りが近いのでなるべく早めに上げたいが、さてどうなるか。

気分転換でセブンにマガジンとコーヒーを買いに行き、また次の気分転換でジャンププラスで「株式会社マジルミエ」81話を読んだ。

https://shonenjumpplus.com/episode/14079602755121938098

魔法少女会社・マジルミエは主人公で新人の桜木カナと同僚の魔法少女たち、また優秀なスタッフのおかげとライバル会社のエース・土刃との協力で人工的に発生させられた巨大怪異を鎮圧することができたわけだが、陰謀に巻き込まれて会社は解散させられ、カナたちは再起を期してそれぞれの新しい場で力を伸ばすことに専念。カナが魔法利用業務の免許を取得することで新会社桜木企画を発足させる。

マジルミエのメンバーが再集合するが、一人で罪を被った社長・重本と重本をはめた官僚トップの鎌倉の潜入スパイであった翠川はいない。カナは重本と翠川に事情を聞くため、立ち上げた会社でコンペに参加するが、その審査員は翠川だった。

「魔法少女」とうたってはいるがこの作品では文字通りの「少女」は出てこない。魔法少女も皆成人女性で怪異を消滅させることを業務として行っている。だから業務内容は華やかだが、中身は「社会人たちの会社間の抗争」であって、怪異を進化させないために最小限の出力で消滅することを目指す理想家肌の重本と、怪異討伐自体を経済行為として活発化させようとする鎌倉とが最大の対立関係になっている。

「第二部」とか「2年後」みたいな設定では、元のメンバーの再集合自体が一つのドラマになるわけだけど、「マジルミエ」は「ONE PIECE」の2年後のようには一筋縄ではいかない。翠川が鎌倉のスパイとしてマジルミエ社に贈られた存在だったことが判明しているのと、重本が翠川の監視下で鎌倉の下で働いていることが明らかにされている。カナたちの最初の活動は重本と翠川の真意を探ることなのだが、コンペに参加したカナは受付の背後で準備に追われている翠川と目が合い、翠川は真意の読めない顔で笑顔を返す。というところで81話は終わった。

「再集合のドラマ」で次に対峙するのは翠川になりそうなのだが、まだ姿を表していないのは重本と、そして協力関係になったことで食事に行く約束をし、マジルミエ社の混乱で約束を果たせなかった土刃である。ナレーションを読む限りでは土刃はその後それ以前のような目の覚めるような活躍はしていないようで、そのあたりも気になるところである。

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by Luke Peterson

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