マンガの感想とか自分が読んでるマンガの傾向とか
Posted at 23/07/29 PermaLink» Tweet
7月29日(土)晴れ
昨日は午前中に母を病院に連れて行き、その後で岡谷の図書館に本を借りに行ったのだが、残念ながら休館日。今朝もう一度行こうと思う。地元のツタヤに戻ってコミックゼロサムやマンガを数冊買って帰った後で「ミワさんなりすます」の6巻をまだ買ってなかったことに気がついて、夜仕事を終えてから買いに行った。検索したらあるはずなのに棚になかったので店員さんに聞いたら見つかって、買えてよかった。こういうのは結局聞いた方が早い。
「Landreaall」第421話は21ページ。いつもより若干短めだと思うが、単行本作業の影響だろうか。まだダンジョン内部にはいるのだが、救援部隊と出会うことができて、ほぼ帰還に成功と言える。32巻で始まったダンジョン編がおそらく9月に出る新刊の41巻で終わることになるだろうから、まる5年。かなり長大な物語だったクレッサール編が22巻から29巻でまる4年なので、それよりも長く、ランドリ史上最長の物語になったなあと思う。最初はなぜこれがそんなに長いのかよくわからないでいたが、「革命の真実」に迫るクレッサール編よりも「建国の真実」に迫ったダンジョン編の方が長くなったというのは、なるほどとは言える。
これでまたしばらく日常回が続き、DXとディアの間に進展があるのかとか、王位をめぐるあれこれは今後どう進むのかという楽しみもあるけれども、この世界の全体像(隣国を含めた)がどう描かれていくのかにも関心がある。楽しみにしたい。
***
「2.5次元の誘惑(リリサ)」は今週は休載で、扉絵リクエストということで漫研メンバー全員(美花莉以外)の「ツインテール」が描かれていて、この中ではやはりツバキが際立って美形だなと思うわけだけど、逆に美花莉の「ツインテールになる前」も見たいなと思ったのだった。
これは1巻6話に描かれているけれども、小学校1年で男子にいじめられていた美花莉を(一人でリリエルごっこをしていて)救った奥村に一目惚れし、自分もリリエルみたいにしようとツインテールにしたのがきっかけだったわけである。いじめられたのはもしゃもしゃした髪の毛のせいだったので、ツインテールにしたことにより本来の美形が現れて人気モデルになっていくわけだけど、このもしゃもしゃした頭の17歳の美花莉が見たいなと思ったわけである。
これは扉絵リクエストに出してもいいくらいだなとは思うのだが、本編でそういうことが起こらないか、期待したいと思った。
それこそ作品のファンでないとよくわからない話で申し訳ありません。まあマンガの感想なんてものはみんなそうだろうとは思うのだが。
***
そう言えば、自分はどんなマンガが好きなんだろうということは一度考えてみても面白いかなと思う。かなり多ジャンルにわたっているし、結構ミーハーな動機で読み始めたものも多いから、うまく像を結ぶかわからないが、例えばジャンプのマンガでは「文化系がテーマな作品はとりあえずちゃんと読む」というのはある。
もともとジャンプを読み始めたのは「一番売れているマンガであるONE PIECEを読んでみる」くらいの動機から単行本を読んだらはまって当時84巻くらいだったが一気読みし、その続きということでジャンプを読み始めたのがきっかけだった。それからかなり色々な作品を読んだが、将棋だとか社交ダンスだとか歴史物とか芸能ものとか「文化系的要素」のあるものはなるべくちゃんと読んでいる。というのは、このジャンルはジャンプではなかなか連載が続かないことが多く、そういう意味でも応援したい気持ちがあったからだ。「鬼滅の刃」を読み始めたのも「大正時代もの」という割とレアな話だからというのが最初にあった。あの作品があんなに売れるとは思わなかったが、大ヒット作品の最初から最後までを連載で読めたというのも貴重な体験ではあったなと思う。
ジャンプ以外も含めて言えば、「歳の差恋愛」物とか、「男の娘」の恋愛をめぐる話とか、そういう「シンプルでない恋愛物」みたいなのも割と好きで、前者の代表例が「社畜と少女の1800日」、また今月刊スピリッツで連載している「東くんの恋猫」や「犬とサンドバッグ」などがあるし、後者ではもはや古典とも言える「ストップ!ひばりくん」や、今でも多くの方がnoteで感想を読んでくださる「ぼくらのへんたい」などがある。
80年代ニューウェーブの洗礼を受けた世代だから、文化色が強い、というかある一定の文化的背景を知らないと楽しめないような作品というのも割と好きだった。一方で「AKIRA」や「ジョジョの奇妙な冒険」などのようなマンガ表現に革新をもたらしたと言われる作品は読んでなかったりして、90年代から0年代の間に巨大なブラックボックスがある。
まあ自分がマンガ評論とかは難しいなと思うのはその辺りの巨大な空白というものを埋めるのがちょっと大変だなと思ってるということはあるのだが、それだけではなくて雑食のように見えて実際には好みに結構偏りがあるというのはあると感じていて、その辺のところを言語化できれば良いのだが、まだうまくできてないなと思う。
今日はつれづれ的な感じで書いたが、この辺のところもまたまとめてみたいと思う。
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