バロックとロココの違い/禁欲を強制する時代での恋愛における自由な魂

Posted at 23/05/30

5月30日(火)雨上がりの曇り

昨日は一日雨が降っていて、日中は出かけずに家にいていろいろやっていた。今回の帰京では美術館に行こうと思っていて、月曜日にやっている東京新美術館に行くつもりだったのだけど、アクシデントがあってそれを処理しているうちに時間が遅くなってしまったこともあり、また家の中でいろいろやったり考えたりすることもあったので、昨日はご飯の買い物以外夕方までずっと家にいた。

日曜日に見に行った都立現代美術館の展示は面白かったし、帰りには美術館の図書室で18世紀ロココの画集・解説本を読んだのだが、これも面白かった。18世紀といえば美術の中心がフランスに移った印象があり、フランスの画家はわかるがイタリアの画家は知ってる人がいないなあと思っていたが、有名なゲーテの肖像画を描いた人がイタリア人だったということは知った。

17世紀バロックのものもそのシリーズで読みたかったのだが、なぜか置いてなくて、というか誰か他の人が読んでいたのかもしれないが、バロックとの比較ができなかったのだけど、17世紀のハプスブルク家のスペインの王室といえばベラスケスの肖像画で、18世紀ブルボン家のスペイン王室の肖像画はフランスの画家が描いていることがわかってちょっとなるほどと思った。その辺りにバロックとロココの大きな違い、みたいなものがあるように思った。そのほかざーっと見た感じなので印象には残っていても細部は覚えてない、みたいなことが結構あって、また時間のある時に読みに行きたいと思った。

昨日は夕方五時半頃家を出て、丸の内丸善に入って少し本を探し、四階の喫茶室でミルクレープに紅茶でお茶をして、ゆっくり時間を過ごした。7時過ぎに2階に降りてマンガを見て、最近ちょっと気になっていた「東くんの恋猫」1巻を買った。月刊スピリッツ連載で、少し読んだだけなのだが、そういえば昔こういう作品は好きだったなと思って買ってみたのだが、自由な高校生男子と29歳の女性教師と、それから擬人化された猫が主要な登場人物で、この恋愛がどう展開するのかなという感じ。「社畜と少女の1800日」の時もそうだったが、最近10代の人との恋愛というのがすごく取り締まられてる感が出てきたから、でも恋する気持ちは誰にも止められない、みたいなことはあるわけで、禁欲を強制する時代に自由な魂はどう行動するのか、みたいなことを考えながら読んでいる。「アラバスタの季節」もそういう方向に動きそうな感じがある。

早めに新宿に出て、弁当を買ってから新南口のBookCompassへ行って本を少しみていて、「モンスーンの世界」(中公新書)を買った。日本周辺の気象に関する基礎知識に知らないところがあるから、ちょっとその辺を強化しようという感じ。

8時の特急でまっすぐ実家の駅に帰り、帰って早めに寝た。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday