G7広島サミットのサプライズ:G7首脳の原爆慰霊碑献花とゼレンスキー来日/外交手腕を称賛される岸田首相に感じる「危うさ」

Posted at 23/05/21

5月21日(日)晴れ

朝は4時前に起きたのだがブログが書けないうちにもう10時になった。気温はどんどん上場して、と言うか最低気温が17度と言うのはかなり高いのだが、今の気温は22.5度。これはかなり暑い感じがする。最高気温は27度まで上がる予想なので、まだまだ暑くなるか。蒸し暑いと言うよりも日差しが強いために気温が上がっている感じなので、風通しの良い日陰にいればそんなに暑くはないのだが、それでも今まで朝夕ストーブをたいていた感覚から言えば急に暑くなった感じはする。

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世の中は広島サミットでかなり盛り上がっている、と言うかテレビもそれに関連したものが多い。私のタイムラインもそう言う感じになっているが、このサミットの位置付けについて、自分なりの結論はまだあまり出ていないので書く気持ちになっていなかったが、さまざまな行事やイベント、サプライズが次々に明らかになってくると、これは日本で開催されたサミットの中では一番大きなインパクトを持つことになりそうだとも思う。開催中に感じたことをいくつか書いておきたい。

国際政治学者の方々をはじめ、多くの人たちがG7各国の首脳が原爆(平和)資料館を訪問し、そのあと揃って原爆慰霊碑に花輪を捧げたことを画期的な出来事としていて、これはまあ言いたいことはわかるのだが、オバマ来日の時の資料館訪問・慰霊碑献花の流れと、核兵器のない世界というオバマ政権以来の民主党政権のテーゼ、それに「核で脅すロシア・中国・北朝鮮」を人類の敵と定義づけるためのパフォーマンスとしては良くできているとは思う。

イタリアのメローに首相が資料館の展示にショックを受けていた様子がカメラに写っていたが、実際のところ日本では平和教育や原爆についての知識はいやと言うほで教育で叩き込まれているけれども、諸外国においてはそれほどではないのだなと言うことを改めて思わされた。もちろんヨーロッパにはアウシュヴィッツがあるが、それは敗戦国である人類の敵・ナチスドイツがやったこと、と言う免罪符が連合国側にはあるだろう。しかし原爆投下は連合国の主人公であるアメリカが敗戦国に対してやったことで、今や世界のほとんどの国が連合国=United Nations=国際連合に参加している今となっては、人類の犯罪とでも言うべきものである。

実際、G7首脳の参観の後、欧米人の原爆資料館への観覧は増えているようで、より多くの人々に核兵器の残虐さについて伝えられる機会になったとしたら、これは意義のあることだっただろう。今日はG7以外の招待国、オーストラリア、ブラジル、コモロ (アフリカ連合(AU)議長国)、クック諸島 (太平洋諸島フォーラム(PIF)議長国)、インド (G20議長国)、インドネシア (ASEAN議長国)、韓国、ベトナムや国際機関の首脳らが資料館を訪問・献花していたが、G7首脳のように花輪ではなく花束が用意されていたから、これは急遽決まった日程なのかもしれないと思った。いわゆるグローバルサウス(この言い方はあまり好きじゃないが)の国々もこういう先進国間の戦争がもたらした負の遺産みたいなものを認識してもらっていくことは、重要だろうと思う。

昨日はウクライナのゼレンスキー大統領も広島に到着し、今日はG7各国もゼレンスキーも交えて今後の戦略を練っていくことになるのだろうか。昨日はインドのモディ首相、ブラジルのルーラ大統領らと会談したようだが、やはりロシア寄りの姿勢の変化を引き出すのはそう簡単ではないだろう。サウジアラビア訪問もアラブ連盟首脳会議で演説したようだが、どの程度の反応があったのか。ただ、その場にシリアのアサド大統領がいたことは、意味はあっただろう。この訪問ではクリミア・タタールのムスタファ・ジェミレフ氏も伴い、イスラムコミュニティに対して支援を求める形となったが、ゼレンスキーのロジックも西欧諸国に届くほどには彼らには届いていない感じはした。

https://www.cnn.co.jp/world/35204079.html

全般に、私のタイムラインを見ていると岸田首相の外交手腕を称える声が大きくて、それはまあわからなくはないのだが、私が今ひとつ乗れないのは、LGBT法案にしろウィグル系議員の擁立にしろ、内政を外交のコマとしか考えてないんじゃないかと感じられてしまうからだなと思う。岸田首相という人が政権を取る前のイメージとはかなり違い、ある意味相当力のある人だということが明らかになってきたからということもあるが、宏池会ということもあるけれどもかなり政策的にはリベラルによりすぎの感がある。

党内保守派を懐柔しまた採決を強行してLGBT法案を国会に上程することになったのも、G7議長国でなければここまでやらなかっただろう。国際関係を優先して国内問題を不完全なまま処理するというのは、政治家としてやっていいこととも思えない。関係者の声を聞くとこれから問題のある点は修正される方向という話もあるが、性交同意年齢などの問題も含め、拙速はかなり禍根を残すことになるように思う。

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自分の方はようやく少しは眠れるようになったのだが、その分疲れが出てしまってなかなか動けないのと、しばらくあまり大したことが起こらなかったのがまたいろいろと問題が出てきたりして、とりあえずはちゃんと休んで方針を再構築しつつ、またどうにかやっていかないといけないなという感じだ。まだあまり手がついていないので逆に何も書くことがないということでもあるのだが。

朝入浴した時には気がつかなかったのだが、朝食の後トイレに行った時にふとみると変な小さな虫がいっぱい落ちていて、よくみると浴室中にその虫がたくさん落ちているのに気づき、慌てて風呂の栓を抜き壁から床から掃除して、お湯を入れ直した。初夏は虫関係のアクシデントが時々起こるのだけど、まあこういうことはまた起こらないといいのだがと思う。

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「絢爛たるグランドセーヌ」、15巻あたりから読み返してロイヤルバレエスクール関係の登場人物を書き出していて、ようやくチャンピオンRED7月号掲載ぶんで奏(かなで)とパ・ドゥ・ドゥを組んでいるアダムという男子が、奏がキーラの振り付けの新しいコンテンポラリ作品「Encounter」の校内コンクールに出たときに、もう一人注目されたトビーの「Triangle」という作品に女子のイルマ・クリスティーナと一緒に出ていた男子であることが18巻を読んでいて知った。それ以外にこれまで絡みがないと思うので、これから絡んでいくと面白そうな個性だと思ったのだった。

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10時45分で気温は24度を超えた。ちゃんと休んだり仕事ができたりすればいいのだがと思う。

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by Luke Peterson

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